わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
7月23日にスタートした連続ドラマ「漂着者」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分※一部地域を除く)で主演を務める斎藤工さん。「あなたの番です」(日本テレビ系)や「共演NG」(テレビ東京系)なども手掛けた秋元康さんが企画・原作・脚本を担当する今作は、第1話放送後、予測できない展開が早くも話題となっている。「共演NG」以来、秋元さんと2度目のタッグとなった斎藤さんは、自身も映画監督として活躍するクリエーターとしての目線で、秋元さんの“すごみ”を語った。
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ドラマは、海岸に“漂着”した記憶喪失の謎の男(斎藤さん)が、世間を騒がせる事件を次々と解決に導く予言をし、教祖のようにあがめられていく……というストーリー。アイドルグループ「乃木坂46」元メンバーの白石麻衣さんや戸塚純貴、生瀬勝久さんらが出演する。
斎藤さん演じる謎の男は、そのイケメンぶりと謎めいた雰囲気、予知のような不思議な能力も相まって一躍時の人に。発見された際に発した言葉が、アーネスト・ヘミングウェイの作品に出てくるものだったため、「ヘミングウェイ」という名称で呼ばれる……というキャラクターだ。
キャスト発表時「ヘミングウェイ」について、「地上に降り立った人なのか、もしくは天界の人なのか……」と語っていた斎藤さん。自身もまだ物語の結末を知らないという。情報が希薄な中で演じなければならない不可思議なキャラクター。“難役”について、斎藤さんは「斎藤工が演じるという情報すらちょっと邪魔してしまうようなキャラクター。素の自分を消して、ヘミングウェイになりきることに試行錯誤しながら日々向き合っています」と語る。
そんな斎藤さんだが、不可思議という面で役に通ずる部分もあるという。「昔から不思議な体験や不思議な出会いがたくさんあるのですが、それをバラエティーで言ってもことごとく放送に乗らない。そうやって、何かに制約されるということはよくありますね。自覚は全然ないのですが……(笑い)」。
続けて、「そんな(不可思議な)部分を見抜かれているんですかね」と語るのは、2度目のタッグとなった秋元さんについて。「秋元さんのキャスティングなら、それを信じて演じることができます」と、その言葉にはリスペクトの念がにじみ出ている。
秋元さんについて、「まだ僕も実際にお会いしたことがなく、本当に実在するか分からない雲の上のような方」と語る斎藤さん。「いろいろな時代を築いてきたと思うのですが、築いてきたものを振り返らず、自身のブランドが伝わらないような初見の方にも、何かを打ち出し続けているというのは、本当にすごいと思います」と力を込める。さらに、「僕を含めクリエーターの中には、本能的に手前で目標を設定してしまいがちな人が多いと思うのですが、秋元さんは、はるか先に、はるか先にゴールを設定している……」と続けた。
初共演の白石さんの印象も聞いた。白石さんが今作で演じているのは、世間をにぎわす「ヘミングウェイ」の謎を追ううちに、彼の不思議な能力に魅入られていく新聞記者・新谷詠美。白石さんにとっては、昨年10月の乃木坂46卒業後、初の連ドラとなった。
斎藤さんは白石さんについて、「奥多摩の空気みたいな雰囲気の方。匂いがするということではなくて、彼女が潜在的に持っている周りの空気をキレイにしてくれる“美しさ”のようなものが、そう感じさせてくれます」と話す。
そんな白石さんに「助けられています」とも話す。「白石さんが出てくださって、調和がとれた作品になっていると思います」とアピールしていた。
連続ドラマ「漂着者」第3話は、8月13日午後11時45分に放送。