EDENS ZERO:“ホムラ”青木志貴דピーノ”井澤詩織 初共演の互いの印象は? キャラ愛を大事に

「EDENS ZERO」に出演する青木志貴さん(左)と井澤詩織さん
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「EDENS ZERO」に出演する青木志貴さん(左)と井澤詩織さん

 「FAIRY TAIL(フェアリーテイル)」などで知られる真島ヒロさんのマンガが原作のテレビアニメ「EDENS ZERO(エデンズゼロ)」(日本テレビ系)で、剣の使い手の美少女ホムラを演じる青木志貴さんと対機械用アンドロイドのピーノを演じる井澤詩織さん。井澤さんは「FAIRY TAIL」に出演したことがあるが、青木さんが“真島作品”に出演するのは初めて。初共演となったという2人に、作品やお互いの印象などについて聞いた。

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 ◇井澤詩織の普段の声にびっくり!?

 --作品の印象は?

 井澤さん 印象としては、テンポが早く、登場人物たちの成長によって物語が進んでいくところに爽快感を感じます。シキは重量を駆使しますが、空間の動き、カメラワークにワクワクしていますし、そこにアニメならではの強みを感じています。

 青木さん 友情、絆を強く感じます。自分は涙もろいので、第1話から泣きました。桜宇宙(サクラコスモス)に舞う桜が美しいですよね。アニメならではの描写も楽しんでいます。

 井澤さん 全体的に色彩が美しいですよね。

 --真島さんの作品の魅力は?

 井澤さん 真島先生の作品はヒロインをちゃんとヒロイン扱いしていますよね。レベッカにキュンとしています。キャラクター愛を感じ、私たちも大事に演じないと!という気持ちが強くなります。

 青木さん 僕は人見知りで、友達を作るのが難しいんです。「FAIRY TAIL」も「EDENS ZERO」もキャラクターの絆をうらやましく感じています。キャラクターが個性豊かで、どのキャラクターも可愛いですし、好きになるキャラクターが絶対に一人います。グラマラスな女性がいっぱい出てくるのもツボですね。「EDENS ZERO」でも、お風呂のシーンをどこまで描くのだろう?と思っていたら、そのまま描かれていて(笑い)。そこもいいですね!

 --アフレコの様子は?

 井澤さん コロナ禍ということもあり、第1話の時から多くても3人ずつでアフレコをしています。正直、寂しさはありますね。最初はワイズ役の手塚(ヒロミチ)さんと録(と)ることが多く、最近はレベッカ役の小松未可子さん、ハッピー役の釘宮理恵さんと録ることが多いです。

 青木さん 僕も最初はワイズの手塚さんと一緒が多かったです。その後は、シキとの掛け合いが多いかな?

 井澤さん 手塚さんはシャイなので、あんまりおしゃべりはしないよね。私が一方的に話しかけています(笑い)。

 青木さん コロナ禍なので、なるべく会話しないようにしてたのですが、そうなんですね。私も人見知りなので、井澤さんからお話していただけて、ありがたいです。

 --共演は初めて?

 井澤さん 初めてです。スタイルいいよね! びっくりしました。

 青木さん 井澤さんは、普段から声が可愛いんです。タクシーに乗る時とか大変じゃないですか? バレませんか?

 井澤さん 声優さん?って言われます。

 青木さん うらやましいです。

 井澤さん 不便なのよ(笑い)。

 ◇コロナ禍だからこそのまとまり

 --演じる中で意識していることは?

 井澤さん アンドロイドではあるけど、作品内のアンドロイドの定義が普通のアンドロイドとは少し違って、自分で考えて行動します。あまりアンドロイドっぽくしないようにしています。人間になりたい、という夢を持っていて、人間の感情が分からないというよりは、今はまだ知らないというイメージで演じています。人間とは違う呼吸も意識しています。間のブレスをそんなに入れないようにしているのですが、よくなまっちゃうんですよね。自分で自分の首を絞めちゃっています(笑い)。

 --井澤さんは人間以外のキャラクターを演じることも多いですよね。

 井澤さん 人間じゃないんです(笑い)。人外テクニックを駆使しています。

 --青木さんは?

 青木さん ホムラは真っすぐな人です。「もっとミステリアスな存在に」というお話もあり、淡々としゃべっていたのですが、本音が漏れる部分もあります。そこのギャップを考えていますね。

 --お互いのキャラクターの印象は?

 井澤さん ホムラはクールな美少女。難しいな……と思っていました。青木さんの声がぴったりですよね。キャラクターの口癖がなじむまで大変そうですが。

 青木さん 「口癖を強調してほしい」というディレクションもいただきました。難しいですね。「えーてるぎあ」がひらがな表記なので、片言っぽくしないといけないし、結構、苦戦しましたね。僕はピーノが好き。アンドロイドですが、感情がないわけではなく、人間になりたいという夢があったり、人間らしいところもあったりします。井澤さんの声を聴いて、すごい!ピーノだ!とすぐになりました。

 井澤さん うれしいです。ピーノは真島先生が特にお気に入りのキャラクターということで、大事に演じなきゃ!というプレッシャーがありました。「FAIRY TAIL」にも登場したハッピーも登場しますし、一緒にマスコットとしての役割を背負うのは、プレッシャーでした。釘宮さんのハッピーは本当に可愛いんですよ!

 青木さん やっぱり可愛いですよね。返事一つに可愛いが詰まっていたり。

 井澤さん 実は私、「FAIRY TAIL」のハッピー役のオーディションを受けているんですよ。感慨深いですね。

 --この作品ならではの挑戦はありましたか?

 井澤さん コロナ禍で長期作品、第1話からアフレコが別々だったので、最初は不安でした。ただ、スタッフの方にコミュニケーションをとっていただいていて、チーム感があって、安心していますね。コロナ禍で一緒にできない中で、まとまっていこう!という気持ちで臨んでいます。

 青木さん 僕はこれまでクールなキャラを演じることが多かったので、技の名前をさけんだり、感情を表に出したりするのが難しいですね。初めてのことですが、すごく楽しいです。

 --今後の見どころは?

 井澤さん 新しいキャラクターが続々と登場します。ビジュアルの変化もあります。とかくテンポがいい作品なので、楽しく見ていただきたいです!

 青木さん ホムラの過去も段々と分かっていきます。泣いたシーンもあります……。ぜひ見てください!

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