ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
「まんがタイムきらら」(芳文社)で連載中の大熊らすこさんの4コママンガが原作のテレビアニメ「星屑テレパス」が10月9日からTOKYO MXほかで放送される。コミュニケーションが苦手な女子高生の小ノ星海果が、自称宇宙人の明内ユウと出会い、宇宙を目指す約束をする……という女子高生たちによる“青春ロケットストーリー”。副学級委員長の宝木遥乃や不登校気味の雷門瞬たちとの出会いの中でロケットを作ることになる。海果役の船戸ゆり絵さん、ユウ役の深川芹亜さん、遥乃役の永牟田萌さん、瞬役の青木志貴さんに収録の様子、自身の高校時代について聞いた。
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船戸さん 海果ちゃんは、内気で人とコミュニケーションがちょっと苦手な女の子ですが、自分がこうしたい! 宇宙に行きたい!という強い思いを秘めていて、それを伝えたいけど、伝えられません。もどかしい思いを抱えている一生懸命で、正直な女の子です。おとなしいようで、心の声が饒舌(じょうぜつ)でして、しゃべりっぱなしです(笑い)。心の声、葛藤で工夫をしました。
深川さん 最初、ユウちゃんは、普通の明るい女の子なのかな?と思ったのですが、そうではなくて、海果ちゃんの言葉にならない言葉を感じ取り、包み込むところもあり、母性の強い女の子だなと感じました。友達だとうれしいですよね。収録も楽しかったです。ユウちゃんを演じる際には、圧を強くしないように意識しました。元気いっぱいだけど、愛があるキャラクターですし、圧が強すぎたら、海果ちゃんがびっくりしちゃうでしょうし、圧が強すぎたら、海果ちゃんがびっくりしちゃうでしょうし。声でSEを表現したシーンもあるので、そこにも注目していただきたいです。
永牟田さん テンションが上がる時は上がりますしね。基本的には、柔らかくて優しい優等生で、一歩引いて見ているところもあります。自分自身の殻を破ろうともしています。私は新人なので、監督からも「遥乃ちゃんと一緒に成長していってほしい」と言っていただき、遥乃ちゃんと一心同体になって、一緒に進んでいこうとしました。すごく楽しかったし、葛藤したところでもあります。先輩方にたくさん助けていただきました。すごく大好きなキャラクターです。
永牟田さん 収録を前に、みんなで読み合わせをさせていただいたのですが、緊張して、思うようにできなくて、泣きながら帰りました。まだまだ足りないことばかりで葛藤しています。遥乃ちゃんは、こうあるべき!と思っていたことが、意外とそうではないところもあり、皆さんに「あなたらしくでいいんだよ」と言っていただけたことがうれしかったです。
青木さん オーディションの資料をいただいた時、絶対にこの子!と思ったのが瞬でした。第一印象からすごく自分に刺さるキャラだったので、演じさせていただくことになり、めちゃくちゃうれしかったです。瞬は、不器用、一匹狼で、ちょっとツンデレなところもあります。自分と重なるところもあったので、原作を読んでいて感情移入しやすいキャラクターでした。演じる中で、もっともっと大好きになりました。最初はバチバチしすぎると、ヒールっぽく見えて、嫌われそうにならないように、監督、音響監督に調整していただきました。
青木さん そうなんです。ツッコミが多いんです。自分自身は普段、ツッコまないですけど。
◇呼吸を感じて掛けあう
青木さん ご飯に行ったよね?
船戸さん 収録で全員そろった時に行ったんです。楽しかったです!
深川さん 萌ちゃんがちょっとこぼしたら、志貴さんがすぐに立ち上がって、動いてくれて、すごく格好よかった!
永牟田さん 助かりました。ほれました。
青木さん 4人一緒でずっと楽しかったです。
船戸さん 女子校の休み時間みたいでした。
船戸さん 音響監督から「呼吸を感じるように」というディレクションをいただき、相手のせりふをしっかり聞くことを意識していました。当たり前のことではあるのですが、自分よがりにならない。勉強になりました。
青木さん コロナ禍は、別録(ど)りが多かったので、掛け合いが難しいところもありましたが、今回は久々に一緒で録れましたしね。
深川さん 相手が演じやすいように演技する心遣いが大切なんだということに改めて気付かされました。
永牟田さん 皆さんが引っ張ってくださり、青木さんがポンと背中を押してくださることもあって、4人の空気感をみんなで作っていました。私にとって大事な時間でした。
青木さん 瞬は唯一のツッコミ役でもあるんで、フワフワしているところをしっかり引き締めなきゃいけません。緩急を重要視していました。
船戸さん 高校生の時は部活ばかりでした。チアリーディング部だったので、ひたすら踊っていました。地獄の合宿があったり、大変でしたが、今思えば、青春だったんですよね。今はできないことですし、高校生だからチャレンジできたことがありました。「星屑テレパス」を読んで、青春時代を思い返しました。
深川さん 私は美術専門の高校だったんです。毎日4時間ぐらい授業で絵を描いていました。朝早く登校して絵を描いて、授業でも描いて、放課後も描く……制服よりも作業着を着ている時間が長かったですね。頑張りすぎちゃっていました。
永牟田さん 引っ込み思案で、しゃべるのが苦手でした。だから海果ちゃんに共感します。友達と話しても、こういう言い方をすればよかった……と悩んだり、思春期らしい思春期だったのかもしれません。そういう時期を経て、みんなとちゃんと話せるようになっていきました。
青木さん 東京の芸能科のある学校に転入して、それからはずっとベースを弾いていました。周りも同じ夢持っている人ばかりで、すごく楽しかったですし、あっという間に過ぎた3年間でした。好きなことをやっているので、遊んでいるような日々でした。
船戸さん 主人公でここまでしゃべるキャラクターは初めてでした。心の中の声、外に出る声の2キャラを演じているようでした。心の中では結構元気なのですが、実際はちゃんとしゃべれない。そこをしっかり演じることが挑戦でした。海果は声がすごく小さいので、マイクの感度を上げていて、ちょっとした音も拾ってしまうのですが、台本のめくり方が難しくて……。私は両手で台本を持っていたのですが、せりふが長いので、台本をめくる音が入ってしまっていたんです。みんなに教えていただき、片手でもめくれるようになりました!
青木さん 僕は人見知りなので、ほかのレギュラーメンバーと全然会話しないまま収録が終わるってことも多かったのですが、これじゃいけない!と思っていました。今回の現場は、この4人でずっと収録できたので、なるべく早い段階から、皆さんと仲良くなろうとしました。それが自分の中では挑戦でした。みんなでご飯に行ったり、積極的に人と関わるようになると、収録もすごくやりやすいんです。変な緊張もなくなりますしね。今後の収録でもなるべくしゃべっていきたいです。
永牟田さん 志貴さんに本当に助けていただきました。
青木さん この中で最年長でしたしね。
永牟田さん 毎回が挑戦でした。事務所に入った時、コロナ禍で、みんなで一緒に収録していなかったこともあり、掛け合いをしたこともありませんでした。遥乃ちゃんは相づちを打つことが多いのですが、難しくて……。収録を重ねる中で、この4人の空気感ができてきて、自然に相づちを打てるようになりました。これが会話か!と勉強になりました。すごく成長させていただきました。
深川さん これまでは、新人が私だけという現場も多かったのですが、今回は先輩という立場になって、それがちょっとうれしくて、恥ずかしくもあり……・環境の変化が挑戦になりました。ユウは元気なだけではなく、物事を俯瞰(ふかん)で見ることができる子です。ユウと同じように俯瞰することも考えながら、演じさせていただきました。
インタビュー中、4人の和気あいあいとした様子が印象的だった。アニメでもその空気感が反映されているはずだ。ぜひ放送を楽しみにしていてほしい。
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