鈴木伸之:ライバル役で際立つ存在感 「ボク恋」ドラマPが語る“役を楽しむ心意気”

連続ドラマ「ボクの殺意が恋をした」で“デス・プリンス”八乙女流星を演じている鈴木伸之さん=読売テレビ提供
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連続ドラマ「ボクの殺意が恋をした」で“デス・プリンス”八乙女流星を演じている鈴木伸之さん=読売テレビ提供

 俳優の中川大志さん主演の連続ドラマ「ボクの殺意が恋をした」(読売テレビ・日本テレビ系、日曜午後10時半)で、「デス・プリンス」こと八乙女流星を好演している鈴木伸之さん。流星は、中川さん演じる主人公の殺し屋とライバルの殺し屋で、ヒロインを巡って恋のライバルでもあるキャラクター。クールな一方でユニークな一面も見せ、抜群の存在感を放っている。これまでに「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS系)や「今日から俺は!!」(日本テレビ系)などで好敵手を演じてきた鈴木さんの魅力を、本作の中間利彦プロデューサーに聞いた。

 ◇ラジハのイケメン医師、「東京リベンジャーズ」キヨマサも

 鈴木さんは「劇団EXILE」に所属する俳優で、2011年に放送された連続ドラマ「ろくでなしBLUES」(日本テレビ)で俳優デビューを飾った。鈴木さんがライバル役として最初に視聴者に大きなインパクトを与えたのが、2014年にTBS系の「日曜劇場」(日曜午後9時)枠で放送された「ルーズヴェルト・ゲーム」でのイツワ電器のエース・如月一磨だろう。傲慢な性格の如月は、主人公が社長を務める青島製作所・野球部の前に“絶対的なライバル”として立ちはだかった。

 2018年放送の人気ドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)では、主人公のツッパリコンビの前に立ちはだかる開久高校“最強最悪”コンビの一人、片桐智司を演じた。最強の不良として存在感を放ち、お茶の間を沸かせた。また公開中の映画「東京リベンジャーズ」(英勉=はなぶさ・つとむ=監督)でも、主人公の天敵・キヨマサを熱演。“狂犬ヤンキー”を迫真の演技で体現し、観客を震え上がらせた。鈴木さんが体現した如月やキヨマサは“これでもか!”というほどの憎たらしい言葉や表情で、視聴者の感情を逆なでさせるほどの存在感を示してきた。

 また、2019年に放送された「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~(ラジハ)」(フジテレビ系)では、イケメン整形外科医・辻村駿太郎を演じ、主人公が片思いするヒロインを巡り三角関係を展開した。憎たらしいキャラクターを演じきる一方で、恋愛のライバル役としても、輝きを放ってきた俳優の一人だ。

 ◇研究熱心な一面がデス・プリンスを昇華

 敵役、恋のライバル役として視聴者を引きつけてきた鈴木さんが、「ボクの殺意が恋をした」で演じているのがデス・プリンスの流星だ。流星は、表の顔は世界を股に掛ける人気モデル。しかし、裏の顔は殺し屋界のエース。クールかつスマートだが、かなりのナルシストで「芸術的な殺し方」にこだわりを持っている。本作の主人公・男虎柊(中川さん)と鳴宮美月の殺害を競い合う中で、美月の替え玉をしていた葉山葵(新木優子さん)に恋をしてしまうという人物だ。

 ドラマを制作している中間プロデューサーは、映像作品における好敵手について「ライバル役が強力じゃないと主人公は際立たない。魅力的な強敵がいるからこそ主人公が輝く」と力説する。鈴木さんがヒロインの相手役として出演した2017年放送のスペシャルドラマ「眠れぬ真珠~まだ恋してもいいですか?~」も手掛けた中間プロデューサーは、その時に、鈴木さんの巧みな演技力と溢れる「色気」に心をわしづかみにされたという。さらに「今日から俺は!!」の片桐役でのコミカルな演技を見て、クールかつチャーミングなキャラクターの流星を演じられるのは鈴木さんだと思い、オファーしたと説明する。

 端正なルックスの鈴木さんが演じる流星は美しさを兼ね備えた色気があり、身長185センチという体格を生かしたアクションも目を見張る。その半面、指で銃を撃ったりとキザな仕草を見せるほか、ターゲットを殺害する前の“舞い”、セリフの語尾に「……デス」を付けたりとユニークな面でも視聴者の視線をくぎ付けにしている。SNSでも「デス・プリンス様かっこいい!」「デス・プリンスにドハマり」「クセ強すぎw」といった声が上がったりと、一、二を争う人気キャラとなっている。

 流星の舞いや「……デス」の肉付けは鈴木さんのアイデアだったという。中間プロデューサーは「ご自身でいろいろな作品を研究し、アイデアをキャラクターに落とし込んでくれました」と研究熱心な一面を語る。流星が着用しているコートやブーツにも、「自ら『デス・コート』『デス・ブーツ』と名付けて、デス・プリンス役を楽しんでくれています。鈴木さんが撮影現場に入ると、いつも和やかになる。そうやって役と現場を盛り上げてくれています」と明かしていた。

 鈴木さんのシリアスとコミカルを使い分ける巧みな演技力、まとった色気、演技に対しての研究心といった役を楽しむ心意気が、主人公を輝かせる“引き立て役”として存在感を放つ力につながっているようだ。

 ドラマはいよいよ終盤へ。柊、流星、葵の三角関係にどのような終止符が打たれるのか、“デス・プリンス”流星が今後のストーリーをどのように盛り上げるのか、注目だ。第8話は8月29日午後10時半から放送される。

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