今年5月に死去した三浦建太郎さんの約32年の画業を振り返る展覧会「大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~」が、9月10日から東京・池袋のサンシャインシティ 展示ホールAで開催される。三浦さんの代表作「ベルセルク」の初の単独大規模作品展で、300点以上にもおよぶ直筆原稿、カラー原画が一堂に会す。高さ約2.8メートル、幅約4.5メートルの巨大ゾッド像などの立体物も展示される。23日まで。
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同展は、圧倒的な画力の原画を楽しめるだけでなく、立体物も充実している。見どころの一つは、クラウドファンディングで制作された巨大ゾッド像。高さ約2.8メートル、幅約4.5メートルにもおよび、その迫力に驚かされるはず。降魔の儀の蝕(しょく)を再現した巨大ジオラマ、巨剣・ドラゴンころしを鍛え直すゴドーの鍛冶場、夢の回廊などの展示物などおなじみのシーンも立体物として表現した。入場料は、前売り1800円、当日2000円。小学生以下は無料。
三浦さんは1966年生まれ。1989年に「月刊アニマルハウス」(白泉社)で「ベルセルク」の連載をスタート。5月6日に急性大動脈解離のため、死去した。54歳だった。「ベルセルク」は、戦乱で荒廃した架空の世界を舞台に、巨大な剣を使うガッツが、異形の化け物を相手に壮絶な戦いを繰り広げる姿を描いている。コミックスの累計発行部数は約5000万部。1997~98年にテレビアニメが放送されたほか、3部作の劇場版アニメが2012~13年に公開。2016~17年にも再度テレビアニメ化された。最新364話が、9月10日発売の「ヤングアニマル」(同)18号に掲載。コミックス第41巻が12月24日に発売されることも話題になっている。
(C)三浦建太郎(スタジオ我画)/白泉社
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