テレビ朝日:10月改編は“挑戦”の姿勢崩さず 「全年齢層に対応したタイムテーブル」

テレビ朝日社屋
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 テレビ朝日が9月10日、2021年10月期の改編説明会をオンラインで開催し、10月からの番組編成を発表した。今回の改編の編成方針は「ファミリー層を中心に全年齢層に対応したタイムテーブル」。西新取締役コンテンツ編成局長は「さまざまなチャレンジを続けていきます」と、「さまざまなチャレンジの継続」がテーマだった前回4月期の改編から引き続き、“挑戦”の姿勢を強調した。

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 改編率は全日帯は8.8%、ゴールデン帯は22.8%、プライム帯は20.4%と、中程度の数字となった。

 さまざまなチャレンジの中心となるのは、月~木曜の新メインキャスターに大越健介キャスターを迎えた「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)。西局長は“新生・報道ステーション”について、圧倒的な取材力をベースに、より深い視点、洞察を持った番組にどんどん進化していきます」といい、「その日のニュースを迅速、正確、分かりやすく」という従来のスタンスは維持しつつ、“より深い視点・洞察を持った報道番組”を目指すという。

 バラエティー番組は、「ファミリー層により楽しんでもらう」を目指し、水曜、木曜のゴールデン、土日午後10時台の番組編成を大きく変更する。お笑いコンビ「千鳥」のノブさんとテレビ朝日の弘中綾香アナウンサーの冠番組「ノブナカなんなん?」(土曜午後10時25分)が水曜午後7時に昇格。お笑いコンビ「かまいたち」がMCを務め、今年5月に特番で放送された「ウラ撮れちゃいました」が、白石麻衣さんを3人目のMCに迎えて、木曜午後7時にレギュラー化される。土曜午後10時25分には「ブイ子のバズっちゃいな!」(水曜深夜0時15分)の後継番組「電脳ワールドワイ動ショー」、日曜午後9時55分には「にゅーくりぃむ」(火曜深夜1時56分)の後継番組「くりぃむナンタラ」がそれぞれスタートする。

 深夜帯は「テレビのコンテンツの面白さを追求する」として、深夜0時台に3番組がスタートし、「有吉クイズ」が月曜深夜0時15分、「作画プレゼン! 刺さルール」が火曜深夜0時15分、「キョコロヒー」が水曜深夜0時15分にそれぞれ放送。また、若手クリエーターによるテレビの枠だけにとらわれない企画を掲げ、昨年10月改編で新設された平日の深夜帯の大型バラエティーゾーン「バラバラ大作戦」では、14番組中7番組が新たにスタート、4番組がリニューアルされる。

 ドラマは「最強の布陣」として、「科捜研の女」「相棒」「ドクターX」と、長寿作の新シリーズがスタート。深夜には「若者に向けたドラマ」として、相葉雅紀さんが約3年ぶりに連ドラ主演する「和田家の男たち」が金曜午後11時15分、西野七瀬さんが主演するABEMAとの共同制作「言霊荘」が土曜午後11時、人気グループ「なにわ男子」の道枝駿佑さんと、「Snow Man」の目黒蓮さんによるラブコメ「消えた初恋」が土曜午後11時半に放送される。

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