鬼滅の刃：劇場版「無限列車編」視聴率21.4％　「煉獄さん」「無限列車」がトレンドに

　吾峠呼世晴（ごとうげ・こよはる）さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の劇場版「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」（外崎春雄監督）がフジテレビの「土曜プレミアム」枠で9月25日午後9時～11時40分に放送され、平均視聴率（世帯）は21.4％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録した。放送が始まると、ツイッターでは「鬼滅の刃」「煉獄さん」「無限列車」「炎の呼吸」といった関連ワードが続々とトレンド入りするなど大きな盛り上がりを見せた。同作が放送されたのは、地上波、衛星、配信を含め初めて。

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　フジテレビ系では、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」に先駆けてテレビアニメ第1期の特別編集版「竈門炭治郎（かまど・たんじろう） 立志編 特別編集版」を9月に5日間にわたって放送した。平均視聴率（世帯）は、第一夜「兄妹の絆」（11日放送）が13.3％、第二夜「浅草編」（12日放送）が13.4％、第三夜「鼓屋敷編」（18日放送）が14.4％、第四夜「那田蜘蛛山編」（19日放送）が14.7％、第五夜「柱合会議・蝶屋敷編」（23日放送）が15.0％と、いずれも高視聴率を記録した。

　「無限列車編」は、テレビアニメ第1期「鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編」の最終話からつながる物語。竈門炭治郎、炎柱の煉獄杏寿郎（れんごく・きょうじゅろう）ら鬼殺隊が、短期間で40人以上の行方不明者を出しているという無限列車の調査へおもむき、十二鬼月（じゅうにきづき）の下弦（かげん）の壱の魘夢（えんむ）との戦いに挑む。

　同作は、2020年10月16日の公開から73日間で興行収入が324億円を突破。邦画、洋画を合わせた歴代興行収入ランキングで「千と千尋の神隠し」（2001年）の約316億8000万円を超えて、1位となった。5月24日には、累計興行収入が国内史上初めて400億円を突破したことも話題となった。

　「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子（ねずこ）を元に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016～20年に「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載され、テレビアニメが2019年4～9月に放送された。

　新作テレビアニメ「テレビアニメ『鬼滅の刃』遊郭編」が、フジテレビ系で12月5日から毎週日曜午後11時15分に放送される。初回は1時間スペシャル。「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」に完全新作エピソード、新作映像、新規BGM、完全新作予告編を加えた「テレビアニメ『鬼滅の刃』無限列車編」が、フジテレビ系で10月10日から毎週日曜午後11時15分に放送される。