ルパン三世:栗田貫一 初代次元役の小林清志に感謝 「ものすごくクールで優しい」 大塚明夫コメントも

イベント「ルパン三世フェスティバル in 浜中町」に登場した栗田貫一さん(左)と塩出正樹プロデューサー 原作:モンキー・パンチ(C)TMS・NTV
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イベント「ルパン三世フェスティバル in 浜中町」に登場した栗田貫一さん(左)と塩出正樹プロデューサー 原作:モンキー・パンチ(C)TMS・NTV

 故・モンキー・パンチさん原作のアニメ「ルパン三世」のイベント「ルパン三世フェスティバル in 浜中町」が、モンキー・パンチさんの故郷である北海道・浜中町で10月3日に開催され、ルパン三世役の栗田貫一さんら声優陣が登場した。10月9日に日本テレビ系でスタートする新作テレビアニメ「ルパン三世 PART6」では、次元大介役が小林清志さんから大塚明夫さんへ交代することも話題となっており、栗田さんは小林さんについて「親父(おやじ)の弟(親戚のおじさん)のような存在でした。ものすごくクールで目も優しいんです。先日、最後すれ違った時に『あばよ』と言われました。ものすごく大きかったですね、『あばよ』という言葉が」と思いを語った。

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 イベントでは、浜中町の会場と東京のスタジオをつなぐオンライントークが実施された。浜中町の会場には、栗田さんと新作テレビアニメ「ルパン三世 PART6」の塩出正樹プロデューサー、東京のスタジオでは石川五ェ門役・浪川大輔さん、峰不二子役の沢城みゆきさん、銭形警部役の山寺宏一さんが参加し、過去のイベントでの思い出や、今年アニメ化50周年を迎える「ルパン三世」への思い、新作の見どころなどを語った。

 新たに次元大介を演じる大塚明夫さんからのビデオメッセージも公開された。大塚さんは「次元役を命ぜられ震えている大塚明夫です」と自己紹介し、「過去長寿作品で代替わりを担当された声優の皆さんが、こんな思いをしてきたのか、ということを感じて頭が下がる気持ちです。子供の頃から見てきた大好きな作品なので、大役を仰せつかり、本当に自分でいいのか、プレッシャーが大きく、正直、手放しで喜べる状態ではないです」と思いを明かした。

 「でも、先に二代目をしょってたってくださっているこの皆さんがいるので、皆さんを頼りにしながら頑張って次元を演じていきたいと思っています。温かい目で、見守っていただけたらと思います」とコメントした。

 新作「ルパン三世 PART6」の初回では、小林さんが最後に次元を演じる「EPISODE 0 -時代-」が放送され、次回の放送から大塚さんが次元を演じる。大塚さんは「ぜひ最後の清志さんの次元を隅々まで味わい尽くしてください。そして私が2回目の放送から次元を担当させていただきますので、作品を楽しんでいただけますと幸いです。これからもどうぞよろしくお願いします」と話していた。

 新作「ルパン三世 PART6」は、「ルパン三世」が今年アニメ化50周年を迎えることを記念して放送される。ルパン三世をひもとく二つのキーワードでストーリーが展開され、1クール目のキーワードは「ミステリー」。舞台はロンドンで、英国政府を陰で操る謎の組織・レイブンが隠したお宝と、その手がかりとなる一枚の絵を狙うルパン三世の前に、探偵シャーロック・ホームズが現れる。10月9日に日本テレビ系でスタートする。

 作家の大倉崇裕さんがシリーズ構成を担当し、ゲスト脚本家として押井守さん、辻真先さん、芦辺拓さん、樋口明雄さん、湊かなえさんが参加する。

 「ルパン三世」は、テレビアニメ第1シリーズが1971~72年、第2シリーズが1977~80年、第3シリーズが1984~85年、第4シリーズが2015~16年、第5シリーズが2018年に放送された。約23年ぶりとなる劇場版で、シリーズ初の3DCGアニメ「ルパン三世 THE FIRST」が、2019年に公開された。

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