清野菜名:目標はハリウッド進出 アクションへの思いも 27歳の誕生日に初の写真集発売

初の写真集「セイノート」を発売した清野菜名さん
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初の写真集「セイノート」を発売した清野菜名さん

 初の写真集「セイノート」(ワニブックス)を、自身の27歳の誕生日である10月14日に発売した女優の清野菜名さん。ハワイ留学をしていた23歳の頃から写真集を作りたかったといい、「宝物ができたという感じで、幸せな気分です」と笑顔を見せる。そんな清野さんの目標は、「アクション映画でハリウッドに行きたい」。そのために英語の勉強もしているという清野さんに、写真集の見どころをはじめ、アクションについてや、女優業への思いを聞いた。

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 ◇地元での撮影に「ジーンときちゃいました」

 23歳のハワイ留学中、一人になる時間も多く、自分の年齢のことを考えることが多かったという清野さん。「24歳はしっくりこない」と感じていたといい、「写真集とか特別なものを作って宝物を作れば、24歳という年がハッピーになるんじゃないかと思った」と振り返る。なかなかタイミングが合わなかったが、ついに27歳の誕生日に発売となった。

 写真集では、写真家の尾身沙紀さんとともに、沖縄と地元・愛知県稲沢市を訪れた。沖縄パートでは、マリンスポーツ、道場でのアクション、夜のプール、すっぴん寝起き姿など、等身大の清野さんの姿を掲載。故郷への里帰りパートでは、子供の頃に遊んでいた公園など、なじみのある場所で撮影をしたといい、「こういう形で地元に戻ってこられて、ジーンときちゃいました」としみじみと話す。

 全カットお気に入りというが、沖縄のハンバーガーショップの駐車場で撮影した写真が特に気に入っている。「ロケーションも空もキレイで、衣装もすてき。見たことのない、『こういう清野もいるんだ』と新たな発見があった」と明かす。

 写真集は通常版(3080円)と特装版(5280円)の2種類あり、特装版には、特別付録として清野さんの実寸大の左右の耳のシリコン型が付属する。これまでに見たことがないような斬新な付録だが、実は、清野さんの顔のパーツフェチであるというマネジャーからのひと言がきっかけとなった。

 「私の一番のファンでいてくれるマネジャーさんから、『清野のどこかのパーツがほしい』と言われて。『じゃあ、耳だったらどう?』って(笑い)」と発案の経緯を明かしながら、「今までにない付録にしたいと思っていて、すごくいいところに着陸した!」と満足そうな様子を見せる。

 ◇恩人・倉本聰との出会い 「役者という仕事がすごく楽しくなった」

 写真集には、役者人生の師である脚本家の倉本聰さんとの対談も収録。倉本さんとは、2017年に放送された平日昼の帯ドラマ「やすらぎの郷(さと)」(テレビ朝日系)で初めて出会った。脚本を執筆する際、全キャラクターの履歴書を書くという倉本さんが、「『この人はこういう生き方をして』とか、『何年にこういう出来事があって』と全キャラクターに書いてある図を見せていただいて。『こういうふうに役作りをすると、脚本だけではなくて、心情や内面からお芝居が作れるよ』と教えていただいた」と振り返る。

 当時の清野さんは、芝居について悩んでいたことから、「こういう役作りの仕方もあるんだなって、お芝居の世界もすごく広がりましたし、考え方も変わりました。倉本さんに出会って、役者という仕事がすごく楽しくなりましたね」と感謝の思いを口にする。

 そんな清野さんがヒロインを務める連続ドラマ「婚姻届に判を捺(お)しただけですが」(TBS系、火曜午後10時)が、10月19日からスタートする。独身生活を楽しむイマドキ女性の明葉(清野さん)と、ある人をいちずに思っている堅物イケメンの柊(坂口健太郎さん)が偽装結婚するラブコメディーで、有生青春さんの同名マンガ(祥伝社)が原作となる。

 「火曜22時という枠に自分が呼んでいただけるなんて、夢にも思っていなかった」という清野さんは、「毎週キュンキュンするお時間をお届けできるのかという不安がありましたが、坂口さん、(金子文紀)監督とは『コウノドリ』(同局系)以来の再集結で、すごく気合十分!」とにっこり。「今回のテーマが不意にキュンの“不意キュン”なので、狙わないようにしようねって話しています。どこでキュンが訪れるのか、というのも自分たちの楽しみでもあります」と話す。

 ◇目標はアクション映画でハリウッド! 「ミラ・ジョボビッチと共演したい」

 これまでに、多くのアクション作品に出演してきた清野さん。10代の頃は「これしかない」と思い、がむしゃらにやってきた。しかし、何年か続けているうちに、「アクションありきで呼ばれている」と考えるようになり、アクションに対してマイナスの感情を持つようになったという。

 「毛嫌いしている感じで、アクションをあまりやりたくないな、と思っていました。でも、昨年ぐらいから、ちょっとずつ感覚が変わった感じで……」と告白した清野さん。年齢を重ねることでの体の変化に気づいたといい、「キレキレに動ける時期って限られていて、リミットがある、と最近すごく思って。だったら自分が動けるうちに、やれるアクションの作品は自分がやりたい!というふうに考えが変わりました」と明かす。

 アクションを始めたのは、人気シリーズ「バイオハザード」のミラ・ジョボビッチさんを見たことがきっかけだ。アクション映画でハリウッドに行くことを目標に掲げる清野さんは、勉強中の英語も少しずつ“いい感じ”になってきているという。「海外のオーディションを受けたり、海外の人たちと触れあって、少しでも近づきたい。いつかハリウッドでミラ・ジョボビッチと共演したいです!」と意気込みを語っていた。

 ※撮影:ノルベルト・ルーベン、スタイリスト:下山さつき、ヘアメーク:光野ひとみ

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