HiHi Jets作間龍斗:映画初出演も“自分らしさ”大事に 役作りは「メンバーのもとを離れたことで自然と」

映画「ひらいて」で西村たとえを演じるHiHi Jetsの作間龍斗さん(下) (C)綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会
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映画「ひらいて」で西村たとえを演じるHiHi Jetsの作間龍斗さん(下) (C)綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会

 高校生の禁断の三角関係を描いた人気作家・綿矢りささんの小説を映画化した「ひらいて」(首藤凜監督)が10月22日に公開される。本作で、謎めいた男子高校生・西村たとえを演じるのが、ジャニーズJr.の人気グループ「HiHi Jets」の作間龍斗さんだ。作間さんは本格的な映画出演は今作が初となったが、演技では“自分らしさ”を大切にし、あえて「作り込みすぎないこと」を心がけたという。そんな作間さんの映画出演の裏側に迫る。

 ◇メンバーとの“距離感”が自然と役作りへ “作間龍斗”を保つ意識も

 映画は、クラスの人気者・木村愛(山田杏奈さん)と、愛が片思いしている西村たとえ、たとえの秘密の恋人・新藤美雪(芋生悠さん)の禁断の三角関係を描く。高校3年生の愛は、1年の時からたとえにひそかな恋心を抱いていた。クラスでも目立たないたとえの魅力は、自分だけが見つけたものだと思っていたが、ある日、たとえが美雪と交際していると知り、愛は気持ちを隠して美雪に近づいていく……というストーリー。

 作間さん演じるたとえは、どこか人との関わりを避け、意図的に存在感を消しているかのような謎めいた男子生徒。抑圧的で暴力的な父親がおり、家庭に問題を抱えている、という役どころだ。

 演じる際は「どこを見てるか分からない感じを意識しました」といい、「僕自身、よく目が死んでるって言われるんですけど(笑い)、今回はそれを生かして、不自然に見えない程度にプラスしました」と明かした。

 作間さんはこれまで連続ドラマ「恋の病と野郎組」(BS日テレ)、「DIVE!!」(テレビ東京)に出演してきたが、メンバーやジャニーズ事務所の先輩がいない“外部作品”は今回が初めて。「撮影期間は地方に滞在していましたが、メンバーのもとを離れて一人になることで、自然と孤独になったというか。スケジュールがタイトだったこともあり、環境的に追い込まれたことが、たとえを演じる上でもよく作用したのかなと思います」と振り返る。

 一方で、「役と自分とのバランスを調節するように頑張っていました」と作間さん。「ホテルに戻った後は外に出て散歩したり、気分転換をするようにしていました。というのも、できる限り“作間龍斗”を保たないと、と思って。同時進行で他の仕事もあったので、完全に役に支配されてしまうと、誰か分からなく見えそうで怖かったんです」と、売れっ子ならではの悩みとも格闘していたようだ。

 ◇あえて役を「作り込みすぎない」 その瞬間の“揺れ動き”大事に

 そんな作間さんは、あえて役を作り込みすぎないことを意識。それは、首藤監督の「CMで見た彼の穏やかで静かなたたずまいに、他では見ない異質な雰囲気を感じた」という起用理由にあった。

 「“作間龍斗”を見て選んでくださったと聞いたので、作り込みすぎると逆に期待を裏切ってしまうんじゃないかと……。その不安があったので、普段の生活から何かを変える、みたいなことは特にしていませんでした」

 撮影の準備にあたっても「せりふのテンションや言葉の間合いは考えず、カメラの前で自然と湧いた気持ちのまま、言いたいタイミングで話そうと進めていました」と、現場で生まれるものを大切にした。

 「実際に会話を交わす中で感情が動いて、本来言うはずだったせりふに抵抗が出てきて言えなくなってしまったり、逆にせりふがないシーンでも何か声に出したくなったり。時には、愛のせりふが役を通り越して僕自身にまで刺さっちゃったこともありました」と裏話を教えてくれた。

 ◇撮影後も残って見学 現場で見せた貪欲さ

 作間さんは自身の出演シーンを終えた後も現場に残って撮影を見学。「単純な好奇心と、キャストやスタッフの方とコミュニケーションを取って、できるだけ不安要素を消したかったというのがあります。気まずい関係でやるのは厳しいですし、少しでも自分のやりやすい環境になればと思いました」と明かす。

 「ただ、一方で見学が邪魔になっていないかは気にしていました。個人的に、たくさん人が動いている中で、仕事が終わった人間が居座るのはどうなんだろうとも思っていたので、一番後ろだったり、人の通らないところから頑張って目を凝らして見ていました(笑い)」と19歳とは思えぬ大人びた気遣いも。「でも、皆さんが話しかけてくださったり、優しく対応してくださったので、よく見学できました」と充実感をのぞかせていた。

 首藤監督はこうした作間さんの積極的な姿勢を絶賛。施錠された夜の学校に愛が強い動機を持って忍び込むシーンの見学では、「彼なりに何かを感じ取って、その後のたとえとしての気持ちを作ってくれたように思います」と分析。現場で飛び出した作間さんの演技に関する提案にも「私自身発見できたところがありました」と振り返った。

 自分らしく、そのブレない芯の強さで映画出演への挑戦を乗り切った作間さん。いよいよ迫る公開を楽しみに待ちたい。

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