プリキュア:「トロプリ」ファイルーズあい&日高里菜 「ハトプリ」水樹奈々&水沢史絵 声優陣の絆 特別な思い

「映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」に出演する(左から)水沢史絵さん、水樹奈々さん、ファイルーズあいさん、日高里菜さん
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「映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」に出演する(左から)水沢史絵さん、水樹奈々さん、ファイルーズあいさん、日高里菜さん

 人気アニメ「プリキュア」シリーズの第18弾「トロピカル~ジュ!プリキュア(トロプリ)」(ABCテレビ・テレビ朝日系)の劇場版最新作「映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」(志水淳児監督)。劇場版は、「トロプリ」と2010~11年に放送されたシリーズ第7弾「ハートキャッチプリキュア!(ハトプリ)」がコラボ。雪の王国シャンティアを舞台に2世代プリキュアが共演することも話題になっている。「トロプリ」のキュアサマー/夏海まなつ役のファイルーズあいさん、キュアラメール/ローラ役の日高里菜さん、「ハトプリ」のキュアブロッサム/花咲つぼみ役の水樹奈々さん、キュアマリン/来海えりか役の水沢史絵さんに同シリーズへの思い、劇場版のアフレコについて聞いた。

 ◇ローラとえりかは絡みやすい!?

 --劇場版のシナリオを読んだ感想は?

 日高さん 「トロプリ」は「トロピカル~ジュ!」とタイトルにあるように、常夏のような街が舞台で、夏のイメージが強いですが、雪の国に行くと聞き、まずは「雪!? どんなふうになるんだろう?」とワクワクしました。今回は「ハトプリ」の皆さんとの共演シーンもあり、本当に楽しみでした。シナリオを読んだら、ローラとしてはグッときて、ただ楽しいだけではなくて、ちょっと切ないシーンもたくさんあって、劇場の大きな画面で見られるのが、本当に楽しみになりました。ローラはテレビアニメの元気でみんなを振り回しがちな一面とはちょっと違って、悩むシーンもあります。そこが丁寧に描かれているので、大切に演じたいと思いました。

 ファイルーズさん タイトルを聞いた時から、まなつたちが雪の国に行ったらどういう反応するんだろう?と思っていました。ストーリーが進んでいくと、ローラの内面的な成長がすごく丁寧に描かれていて、ローラが悩み、葛藤します。ローラを見ているまなつがすごく大人な面を見せ、まなつの新たな一面も知ることができました。すごく切ないお話なんですけど心が温かくなるように感じました。

 水樹さん まさか「ハトプリ」チームが「トロプリ」の皆さんとご一緒できるなんて!と、まずは純粋にうれしかったです。「ハトプリ」といえばコミカルなシーンが外せないので、きっとえりかが何かやらかすんだろうな……と思っていたら、まさにその通り(笑い)。期待を裏切らない展開になっております。えりかにくっついて、つぼみはアワアワしつつも、変わらず絶大な信頼関係で結ばれています。そして「トロプリ」と「ハトプリ」チームのの友情も描かれていてうれしかったです。(2010年公開の)「プリキュアオールスターズDX2」の時に、先輩プリキュアの皆さんの格好いい背中がすごく印象的。今回は自分たちが、そうなれるようにと気合が入りました! 新しいプリキュアがたくさん生まれて、自分たちも先輩としてこんな頼もしい姿を見せられるようになったんだな……と、つぼみたちの成長も見ることもでき、とても幸せな収録でした。

 水沢さん 台本が届く前に「今回は『ハトプリ』参戦で」と言われた時、まさかこのタイミングで映画に呼んでいただけるとは思っていなかったのでびっくりしました。ニュースで、「ハトプリ」が「トロプリ」の映画に参戦しますよ!と発表された時に、「作品的にもキャラ的にもすごく合うぞ」という意見を目にして、台本を読んだ時に「あっ、こういうことか!」と思いました。絡みやすい人がいるんです。台本をいただく前は「どうやって絡んでいくのかな? 多分、私が絡んでいくんだろうな?」と思っていたら、その通りになっていて(笑い)。えりかは、大分うるさいキャラなんですけれども、それに負けない人たちだったので、そこは気にせずに「先輩風を吹かせていこう!」と思いました。

 --「絡みやすい人」とは日高さんが演じるローラですよね……。

 日高さん 「トロプリ」だったらローラが暴走状態になるんですけど、やっぱり、えりかさんもすごいじゃないですか。ローラが出会ったらどうなってしまうんだろう!?とドキドキハラハラしていました。お互い素直で真っすぐだからこそ、ぶつかったとしてもきっと分かり合えて、すごくいい友情を築けるんだろうな……と思っていました。そういった意味ではこの2人のコンビが楽しみでした。「ハトプリ」の皆さんは先に収録をされていて、私たちが収録する時、声を聞かせていただきながら、演じさせていただきました。やっぱり、先輩たちはすごいんです。格好よくて、ついていきたい!と感じました。完成したものを見てみたいです!

 水沢さん 「DX2」の時は、「ハトプリ」はつぼみとえりかの2人だけだったから、ブースの中で2人が一緒に座って、そうそうたる先輩たちの前で決め技を出さなきゃいけなかったんですよね。大変でした。

 水樹さん 私たち2人なのになかなかそろわない! やばい!となって(笑い)。まだテレビアニメも3話くらいしか録(と)っていない時で、どうやって技を出す!?ってました(笑い)。その時のことを思い出しますよね。「格好いい」と言っていただけるなんて、本当にうれしいです。

 ◇「トロプリ」「ハトプリ」は似ている!

 --ファイルーズさん、日高さんは「ハトプリ」にどんな印象を持っていた?

 日高さん 歴代「プリキュア」シリーズはいろいろな作品があって、それぞれに魅力がありますが、「トロプリ」と「ハトプリ」はギャグ要素寄り、コミカルな感じ、ドタバタな感じは、似ているものがありますよね。

 ファイルーズさん 「ハトプリ」が放送されていたのは、私が高校生の時で、友人もすごくハマっていて、今回の映画で共演させていただくことになり、みんなが「すごいね!」「絶対見に行くね!」と祝福してくれたんです。歴代「プリキュア」の皆さんはもちろん素晴らしいんですけど、自分にとって一番身近に感じていたのが「ハトプリ」だったので、うれしかったです。「ハトプリ」は、香水で変身しますが、香水はコスメの一つでもあるので、コスメがモチーフの「トロプリ」と合わさることで、どんな相乗効果があるのかな?とすごくワクワクしていました。

 水樹さん ファンの皆さんからも「絶対にこの二つのチームは親和性高い!」という反響がありました。実際に、すごくシンクロして、よい化学反応が起きたと思います。ファイルーズさんも言っていたように、私たちは香水で変身するし、ファッションにポイントがあるので、共通項が多いんですよね。しかも、うちにはキュアマリンがいますから(笑い)。海ですから! そこもつながっていますよね。これはもう盛り上がらないわけはない!と確信していました。

 水沢さん 私もすごく親和性が高そうだと思っていました。本編の中でもファッションという要素で、グッと近づくシーンがあります。キャラのイメージ、物語のテンポの親和性が高いけど、もう一歩踏み込んだところでもしっかりつながれたのがよかったなと思います。

 --「トロプリ」の2人から「ハトプリ」の2人に聞きたいことは?

 ファイルーズさん では、水樹さんに! 最初の頃、決め技の声がどうしても声が裏返ってしまっていました。つぼみちゃんもそういうことはありましたか?

 水樹さん なかったです(笑い)。でも、私の場合は最初、監督からのリクエストで「変身前は引っ込み思案でシャイな女の子なんだけど、プリキュアになった時は脱皮するように、強く立ち向かっていく意思をしっかり出せるように」というリクエストがあって。強い意思を声に乗せるために、特に最初の変身は何回も録り直しました。しかも、史上最弱のプリキュアというところから始まるので、格好よく決まりすぎてもダメで。でも、アワアワしながらも変身するんです。プリキュアは、特別な力を得て変身するので、「いつもとは一味違うブロッサムとしての一面を出してほしい」とも言われ、その塩梅(あんばい)を探るのがすごく大変でした。

 日高さん せっかくなので、水沢さんにいいですか? 立ち位置的にはローラ、えりかは、周りを振り回すところもあります。劇場版でも言い合いするシーンもありましたよね。どれくらいまでやっていいのか?と最初は難しくなかったですか?

 水沢さん 私は、4戦士の中でキャラが定まるまでのリテークが一番多かったんです。えりかが、つぼみに対して、がっつく感じが最初は手探りだったので、何回も何回もリテークしました。皆さんに温かい目で見ていただいていて、慣れてきてからは、やりたい放題でした(笑い)。劇場版は、アドリブのシーンで、どうやってローラと絡むんだろう?と思っていました。「ハトプリ」チームが先に録っていたので、きっとローラがやってくれるだろう!と、ローラを信じてアドリブを入れていました。

 日高さん さすがでございました! 先に録っていただいていて、私も気持ちよくて、とてもやりやすかったです。やっぱり最初に聞いた時の感動が大きかったです。「本物だ!」と。スタッフさんと一緒に「もうすごい!」となり、頑張ります!と挑みました。

 ◇「プリキュア」は「特別」

 --「ハトプリ」の声優が4人そろってアフレコをしたのは久々?

 水樹さん 久しぶりです。でも、すごく間が空いたという感覚はなかったです。メンバーが顔を合わせるとすぐ当時の空気に戻るというか。同窓会じゃないですけど、不思議な感じ。一年間共に戦ってきた絆があり、戦友みたいな気持ちがあるんだと思います。ただ大好きな役者さんに会う、先輩方と会うという感じだけではなくて、ハートが熱くなります。テンションが上がりすぎて、まずは近況報告から!みたいな(笑い)。

 水沢さん 久川(綾)さんが大体「どうなの?」って聞いて。

 水樹さん そうそう! 本当につぼみたちの関係性のままというか、中の人とのシンクロもすごかったと改めて思います(笑い)。

 --「ハトプリ」の2人にとって「プリキュア」とはどんな存在?

 水樹さん 本当に特別で、この言葉だけでは表現しきれないところもあります。「ハトプリ」以前の「プリキュア」も大好きで、いつか私もファミリーの一員になれたらいいな……と思っていたので、オーディションの時は、すごく気合が入りましたし、受かった時は、本当にうれしくて飛び上がりました。玩具の収録もうれしかったですし。いろいろな初めての体験があり、すごく特別な作品です。子供たちに夢を届けられる存在になれたことは、私にとってすごく大きなことでした。実は「ハトプリ」はスタート当初、私と史絵ちゃんが一番年下だったんですよね。

 水沢さん 珍しいよね。

 水樹さん 先輩方に囲まれて耳が幸せで、本当にぜいたくな時間で……最高でした! 毎週緊張していましたが、マイクの前に立って、ああしよう、こうしようと考えなくてもスッとお芝居できて。それは、先輩方からすごいパスをいただけたからなんです。私たちは全力でアタックすればいいだけ……。こんなことあります?って(笑い)、現場はすごくいい空気感でした。毎週楽しくて仕方がなかったです。キャストの皆さんとの思い出もすごくたくさんあって、本当に特別です。

 水沢さん 私はそれまでのキャリアはアニメが2割、ナレーション8割くらいで、地元のアニメに詳しくない友人に、私の仕事が伝わりにくかったんです。でも、「プリキュア」に出演させていただき、「自分の子供が見始めたよ」と連絡をいただくこともありました。私が子供の頃、休みの日の朝にテレビの前に座ってテレビを見ていましたが、あのテレビの中にいるんだ!と改めて感動しました。現場は、私の世代からすると、レジェンドの方ばかりで、本当に勉強になりました。皆さん本当に現場の雰囲気作りがすごくよくて、奈々ちゃんが言ったように、最後にアタックを打つだけでしたね(笑い)。

 --「トロプリ」の2人は「プリキュア」の現場ならではのキャストの絆を感じることは?

 日高さん ありますね。先輩方がつないでくれたバトンを感じていて、私たち「トロプリ」の仲ももちろんいいですし、一緒に頑張っていく!というのが当たり前のようにあります。「トロプリ」のキャストが発表になった時に、先輩方から「おめでとう」「頑張ってね」と連絡をいただき、皆さんが「プリキュア」を愛していて、だから応援していただけるんだ!と感じました。私たちも熱い気持ちを大事にして、先輩方の背中を私たちも追い続けていきたいです。

 ファイルーズさん みんな「トロプリ」を愛していますが、日高さんのプリキュア愛はチームの中でも頭一つ抜きん出ています。分からないことを補足してくれたり、盛り上げてくれたりもしますしね。玩具の収録の時も誰よりも目をキラキラさせて「これ、最初に触っていいんですか!?」となったり。

 日高さん すみません(笑い)。ただのファンですね。

 ファイルーズさん それを見ていると私たちもすごく心が温かくなるし、引っ張っていただいています。ローラは、ある意味でもう一人の主人公だと私は思っているので、そんなローラにぴったりの方と思っています。

 日高さん うれしいですね!

 「プリキュア」は声優陣にとって大切な存在になっている。劇場版では2世代プリキュアがどんな絆を見せてくれるのだろうか? 活躍に期待が高まる。

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