戸松遥：劇場版「SAO」でアスナを「全部リセット」　公開に「こんなにうれしいことはない！」

　川原礫（れき）さんの人気ライトノベル「ソードアート・オンライン（SAO）」シリーズの「ソードアート・オンライン プログレッシブ」が原作の新作劇場版アニメ「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア」（河野亜矢子監督）の初日舞台あいさつが10月30日、新宿バルト9（東京都新宿区）で開催され、声優の戸松遥さんが登場した。アスナ役の声優の戸松さんは、2012年にテレビアニメ第1作がスタートしてから、約9年間にわたってアスナを演じており、劇場版について「アスナとして全部リセットしました」と明かした。

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　劇場版では、アスナの視点でテレビアニメ第1作の＜アインクラッド＞編が描かれる。
戸松さんは「テレビシリーズの知識、戦い方、家族の絆などやってきたことをリセットして、別のアスナを演じるような気持ち」でアフレコに臨んだという。

　劇場版の公開を受けて「ついにこの日が来たんだ！　こんなにうれしいことはない！　自信を持って楽しんでいただける内容です」と喜んだ。舞台あいさつには、キリト役の松岡禎丞さん、ミト役の水瀬いのりさん、主題歌「往け」を歌うLiSAさん、河野監督も登壇した。

　「SAO」は、脳と仮想空間を直結する機器によってバーチャルリアリティーが実現した近未来を舞台に、さまざまなオンラインゲームを取り巻く事件を描いている。原作のシリーズ累計発行部数は2600万部以上。新作劇場版は「ソードアート・オンライン プログレッシブ」が原作。アスナがゲーム「ソードアート・オンライン」に参加することになった経緯、強くなるまでの道のりが描かれる。