水曜日のダウンタウン
名探偵津田 第3話 怪盗vs名探偵~狙われた白鳥の歌~
12月18日(水)放送分
デビュー10周年を迎えた歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんがこのほど、MBSの報道情報番組「よんチャンTV(テレビ)」(月~金曜午後3時40分)に出演。生放送終わりに取材に応じた。ポップカルチャーのアイコンとして10代から注目を集め、独自のキャラクターを築き「唯一無二の存在」と言われたこの10年や、キャリアで転機になった自身の楽曲、今後10年の展望、大阪の印象などについて聞いた。
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きゃりーさんは2011年8月、中田ヤスタカさんプロデュースによるミニアルバム「もしもし原宿」でメジャーデビュー。その後、日本武道館単独公演、NHK紅白歌合戦初出場、2013年に八つの国と地域、13都市で初めてのワールドツアーを開催、これまでに4度のワールドツアーを成功させるなど、快進撃を続けている。
コロナ禍で来阪する機会も減ってしまったが、久しぶりの大阪について聞くと、「友達にオススメのお店を聞いて、きしめん屋さんに行ってきました」という。みそ煮込みうどんを食べたといい「それだけでもめちゃくちゃ満喫できました」とにっこり。「大阪は日帰りで来ることも多いんですが、たこ焼きを買って帰るだけでも大阪を満喫したなと思いますね」と語る。
番組ではメインパーソナリティーの河田直也アナウンサーのほか、野嶋紗己子アナ、火曜レギュラーのお笑いコンビ「ロザン」、吉田朱里さんと共演した。ロザンの2人とは初共演だったといい「大御所特有のピリツキも全くなくて(笑い)、すごく話しやすかったです」と冗談交じりにコメント。
吉田さんについては「実はYouTubeで朱里ちゃんのチャンネルを見ているんです」と明かし、「今日はおしゃべりする時間があまりなかったんですけど、楽屋でプロデュースしているコスメをいただけたので、使うのが楽しみです」と語っていた。
次回出演することがあれば「大阪は来る機会が多いですけど、日帰りになることも多いので、丸一日ロケしてみたいですね。行ったことがないので、万博公園にも行きたいですし、詳しい方と回りたいな」と希望していた。
番組出演翌日の10月27日には京都鉄道博物館を舞台に、オンラインライブも開催した。これまで同施設を訪れたことはないが「ニューアルバムが『キャンディーレーサー』というタイトルなので、鉄道博物館にたくさんの機関車が展示され、レールが引かれていてることもあり、レースの感じがしてすてきだなと思いました。夜にライティングし、すてきなことができればなと思いました」と話した。
デビュー10年のきゃりーさん。転機となった楽曲を聞くと「PONPONPON」(2011年)、「つけまつける」(2012年)、「もんだいガール」(2015年)の三つを挙げる。
「『PONPONPON』は海外の方に知っていただけるきっかけになった曲。私も大好きなケイティー・ペリーさんがインスタでミュージックビデオをポスト(投稿)してくれて、瞬く間に海外に広がっていきました。その後、ワールドツアーをすることもできたので、そこまで導いてくれた一曲です」と振り返る。「つけまつける」は国内できゃりーさんの名前が知れ渡るきっかけとなった一曲で「私もすごく大好きで、キャッチーな曲です」と語った。
きゃりーさんの個人的な思いがあるのが「もんだいガール」だ。「当時、パパラッチというか、私生活を週刊誌に追われている時期があって、そういうことを中田さんに相談したんです。その時は『そうなんだね、大変だね』と聞いてくれていたんですが、次にレコーディングに向かったら『もんだいガール』ができていたんです」という。
「もんだいガール」はきゃりーさん自身の思いを反映させた歌詞になっており、「『ただ恋をしてるだけなの 機械みたいに生きているわけじゃない』といったフレーズがあったり、自分の心に刺さる歌詞があり、いまだにライブで歌っていても、ストレス発散でスカッとする曲ですね」と思いを語っていた。
印象深かった出来事を聞くと「ワールドツアーのライブ会場にいろんな方が来てくれて、例えばロサンゼルスにはYOSHIKIさん、ロンドンには布袋寅泰さんが来てくださいました。布袋さんに関しては背丈が高いので、ステージから『100%あそこに布袋さんがいるな』って分かりました(笑い)」と回顧。
また、フランスでは「私が大好きな歌手のイエールさんが、私がファンだということを知らずに普通に遊びに来てくれて、ビックリするような方が来てくれたのは印象深いですね」という。「イエールさんとは一緒に歌いたいというやり取りはしていたのですが、実現できていなくて。もし、またフランスに行く機会があれば、もう一回話してみたいですね」と目を輝かせていた。
ポップカルチャーのアイコンとして10代から注目を集め、現在も先駆者であるきゃりーさんは、自身の立ち位置をどのように感じているのか? 「自分でも少し思うし、周りから『ライバルいないよね』『自分に近いキャラクター、アイコンの方がいないよね』と言われますし、誰かと比べられることもこの10年間、少なかったですね」と明かし、「『唯一無二』と言われることはうれしいので、この言葉を大切にしていきたいです」と話す。
夢中で駆け抜けた10年だが、今後の活動について「『KRK LAB』という自分のレーベルを立ち上げて、モノをプロデュースしてみたり、最近はちょっとずつ声優やナレーションなど声のお仕事をやっています。アーティスト以外の活動もやってみたいことにチャレンジしたいです」と意気込む。
「こんなモノがあればいいのに、なんでないんだろうという部分に興味があります」といい、「わんちゃんと一緒に住んでいるので、ご飯食べに行く時にペット同席OKのカフェを探すんです。でもペットOKなのに、テラス席しかダメだったりするケースも多いので、もっとわんちゃんと人が寄り添える場所が原宿にあったりしたらいいな」とプロジェクトの一例を語ってくれた。
アーティスト活動以外にも意欲を示すきゃりーさん。今後の取り組みにも注目だ。
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