香取慎吾:丸刈りで山本五十六役に挑戦 「新選組!」以来17年ぶりにNHKドラマ出演へ

12月30日放送のドラマ「倫敦ノ山本五十六」で主演を務める香取慎吾さん (C)NHK
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12月30日放送のドラマ「倫敦ノ山本五十六」で主演を務める香取慎吾さん (C)NHK

 香取慎吾さんが、12月30日に放送されるNHKの太平洋戦争80年・特集ドラマ「倫敦(ろんどん)ノ山本五十六」(総合)に主演することが11月11日、分かった。香取さんがNHKのドラマに出演するのは、自身が主演を務めた大河ドラマ「新選組!」(2004年)以来、17年ぶり。香取さんは、真珠湾攻撃を指揮した提督・山本五十六を演じ、劇中では丸刈り姿を披露する。

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 「倫敦ノ山本五十六」は、NHKの独自取材で明らかになった、海軍内部の極秘文書に基づく実録ドラマ。国民から「英雄」と呼ばれるようになる以前の、海軍という組織の中でもがき続けた山本五十六の姿を描く。

 昭和9(1934)年、山本五十六は、米国をはじめとする列強との軍縮交渉に臨むべく、英国・ロンドンへ向かう。米国の絶大な国力を知り、戦争は避けるべきだと考える山本は、ぎりぎりまで決裂回避への道を探り続ける。しかし、軍備拡大を目指す日本の海軍首脳部から、結論ありきの交渉を命じられる……というストーリー。

 香取さんは「大河ドラマ『新選組!』以来17年ぶりにNHKのドラマに出演させていただきます。時代を背負い、背を正し、視聴者の皆様にその瞬間をお届けできるよう、この役としっかりと向き合いたいと思います」と意気込みを明かしている。

 脚本を担当する古川健さんは「戦前戦中の調べ物をしていると、ふと山本五十六という高名な人物の足跡が書籍から立ち上がってくることがあります。そのたびに、この一筋縄ではいかぬ五十六という男に思いをはせてきました。今回の物語は、今まであまり光の当たっていない時期の山本五十六を描いています。描く事柄の複雑さに頭を悩ませながらも、知ることのなかった五十六の苦悩や挫折を描いたつもりです。五十六という人物が抱えた、切実な想いが伝わればうれしいです」とアピールしている。

 ドラマは、12月30日午後10時~同11時13分に放送される。

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