加藤シゲアキ：振り向いてくれない“黒木”柳楽優弥に「ストーキングしがいがあります」　まさかの“ファン交換”に危機感も

　俳優の柳楽優弥さん主演の連続ドラマ「二月の勝者－絶対合格の教室－」（日本テレビ系、土曜午後10時）。マンガ誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」（小学館）で連載中の高瀬志帆さんの同名マンガが原作で、過激な考えを持つスーパー塾講師・黒木蔵人（柳楽さん）が、現代社会のさまざまな問題に切り込みながら、中学受験に挑む子供たちを成功に導く姿を描く。11月12日の第5話の放送を前に、黒木役の柳楽さん、黒木を敵視する塾講師・灰谷純役の人気グループ「NEWS」の加藤シゲアキさんが互いの印象や、今後の見どころなどを語った。

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　－－第4話まで放送されましたが、周囲からの反響はいかがですか？

　柳楽さん　僕は連続ドラマの主人公が約7年ぶりなのもあって、本当にいろいろな方から連絡をいただいて。見てくれている方がこんなにいるんだと、うれしい気持ちです。

　加藤さん　僕の周りは、灰谷のストーカーぶりにちょっと引いてますね（笑い）。あとは、僕目当てで見てたけど黒木に夢中になっている人が多いですね。特に“オフ黒木”がかっこいいって人気です。

　柳楽さん　それはすごいうれしい！　やっぱり僕からしたらシゲさんはジャニーズの方というイメージなので。そんな方と一緒に仕事できている、うれしいわくわく感がありますし、結構シゲさんはラジオでもドラマの話をしてくださっているのでありがたいです。

　加藤さん　ラジオにも黒木先生のファンになりましたっていう報告がすごいよ！　僕のファン減っていくのかなって危機感が……（笑い）。それくらい黒木のギャップがいいよね。

　柳楽さん　いや、実は僕のファンの方もシゲさんの知的な雰囲気に惹（ひ）かれたみたいで……（笑い）。

　加藤さん　本当ですか！？　お互い交換されたんだ（笑い）。

　－－共演してみて、お互いの印象は？

　柳楽さん　シゲさんは本当に頭が良い方。実際に中学受験された話も聞いたりして、灰谷としても説得力があるなと。黒木と灰谷のシーンは、一方的に灰谷が話すことが多いんですけど、せりふの言い回しも難しいのに、ずっと聞いていられる。一緒にお芝居しやすいなと感じています。

　加藤さん　柳楽さんが黒木としてその場にいてくれるから、僕も灰谷としてせりふが言いやすい。本当に振り向いてくれない感じがあるから、ストーキングしがいがあります（笑い）。

　柳楽さん　この後、なぜ灰谷がストーキングしているのかも明らかになっていくので、ぜひ見ていただきたいです。

　加藤さん　あと僕は、直前に映画「ファブル」を見たのもあって、もっとぶっ飛んでいる“ヤバいやつ”かと思っていたので、すごくしっかりしていて丁寧な方だなと思いました（笑い）。穏やかな優しい風を吹かせてくれる感じがすてき。良い感じで進められているんじゃないかなと。

　柳楽さん　しっかりしていますか？　僕はもう本当ドキドキなんですよ。現場は日々ドラマならではのライブ感があるというか。でも、皆さんがいいものを作ろうという気持ちでいてくださるのは、すごくうれしいなと感じています。

　－－いよいよ今夜、第5話が放送となりますが、後半戦の見どころをお願いします。

　柳楽さん　まず、子供たちの合否はこの作品の見どころだと思います。灰谷や佐倉との関係性がどう進化していくのかもそうですし、「STAR FISH」での盛り上がりもあるので、ぜひ楽しみにしていてほしいです。最終話までしっかり気合を入れて、子供たちを全員合格させるんだという気持ちでこの作品に向き合い、僕にとってスペシャルな時間だったと言える作品にしたいと思いますので、最終話まで楽しみにしていただきたいです！

　加藤さん　灰谷が異様なほど黒木に執着してきた思惑と、それに対する黒木の気持ちがいよいよ明るみになってくるので、子供たちの受験を描いた作品ですけど、もう一つの側面としてそういった部分も見ていただけるんじゃないかなと。いろんな黒木が分かると同時に、灰谷も変わっていくと思います。