ドラマ主題歌:2021年秋ドラマは…宇多田ヒカル、菅田将暉、BTS、JUJU、あいみょんら話題のアーティストの楽曲続々

連続ドラマ「最愛」の主題歌となった宇多田ヒカルさんの「君に夢中」
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連続ドラマ「最愛」の主題歌となった宇多田ヒカルさんの「君に夢中」

 2021年10月期のおもなドラマ主題歌を紹介。今年の秋ドラマは、宇多田ヒカルさんや菅田将暉さんの新曲、「BTS」の日本オリジナル楽曲、ドラマ主題歌の常連ともいえるJUJUさんやあいみょんさんの新曲など、話題のアーティストの楽曲がそろった。注目の主題歌をピックアップした。

 ◇「最愛」の主題歌は宇多田ヒカルのラブソング

 吉高由里子さんが主演する「最愛」(TBS系、金曜午後10時)の主題歌は、シンガー・ソングライターの宇多田ヒカルさんの新曲「君に夢中」(11月26日配信開始)。イントロのピアノの旋律が印象的な、メロディアスなナンバーだ。許されない恋に身を焦がす激しさといちずさ、その裏にある偽りや闇を抱えた危うさを繊細に描き出している。

 物語の主軸となるのは、女性実業家の真田梨央(吉高さん)と、梨央の初恋相手で刑事の宮崎大輝(松下洸平さん)。青春時代、お互いに好意を持ちながら離れ離れになった2人だったが、過去の失踪事件と現在の連続殺人事件の重要参考人となった梨央と、事件の真相を追う刑事としての大輝が、15年ぶりに再会する……というラブサスペンスだ。

 大輝は事件の捜査を進める中で再び梨央に引かれていく。一方、梨央は過去の真実を打ち明けられずにいる……。そんな2人の葛藤や苦悩が、楽曲の持つヒリヒリとした雰囲気と絶妙にシンクロする。また、サウンドから醸し出される不穏な空気が、ドラマのスリリングな展開をさらに盛り上げている。

 ◇「日本沈没」は菅田将暉が歌うバラード

 小栗旬さんが主演を務める「日本沈没-希望のひと-」(TBS系、日曜午後9時)の主題歌は、俳優で歌手の菅田将暉さんの新曲「ラストシーン」(配信中、11月24日シングルリリース)。シンガー・ソングライターの石崎ひゅーいさんが作詞・作曲をした書き下ろし曲で、スケール感のある美しいバラードに仕上がっている。

 ドラマは、小松左京さんのSF小説「日本沈没」(1973年)を現代に合わせてアレンジし、2023年の東京を舞台に設定。主人公・天海啓示(小栗さん)らが、“沈没”という未曽有の危機に挑む姿を描いている。

 わずかな光を信じ、大切な人と共に今を生きていく……。楽曲の世界観は、「見いだしていく希望」をテーマとするドラマの内容と深くリンクする。緊迫したシーンの中で、ギターとストリングスの音色、壮麗な旋律に乗せた歌声が力強く響き、困難に立ち向かう天海たちの背中を後押ししているかのようだ。

 ◇「らせんの迷宮」の主題歌はBTSのすがすがしいミディアムナンバー

 田中圭さん主演の「らせんの迷宮 ~DNA科学捜査~」(テレビ東京系、金曜午後8時)の主題歌は、「BTS」の日本オリジナル楽曲「Stay Gold」(ベストアルバム「BTS,THE BEST」に収録)。ロマンチックな歌詞と美しいメロディー、すがすがしいボーカルが魅力のミディアムナンバーだ。

 ドラマは、天才遺伝子科学者・神保仁(田中さん)が、熱血漢の刑事・安堂源次(安田顕さん)らと共に難事件を解決していく1話完結型のヒューマンミステリー。「DNAはうそをつきません」が口癖で、遺伝子の知識とデータに基づいて捜査する神保と、涙もろい直情型の刑事の安堂という正反対の2人のバディーも見どころになっている。

 楽曲は、事件の全容が明らかになるストーリーのエンディングを飾り、穏やかなムードを誘う。主に、神保や安堂たちが、たまり場のカフェで和やかに食事をするシーンで流れ、一服の清涼剤のような役割を果たしている。

 ◇「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」は温かな歌声で魅了するJUJUが担当

 杉咲花さん主演の「恋です!~ヤンキー君と白杖(はくじょう)ガール~」(日本テレビ系、水曜午後10時)の主題歌は、歌手のJUJUさんの新曲「こたえあわせ」(シングルリリース済み)。“あなた”と出会ったことで、見える景色が広がり、輝いていく喜びやトキメキを歌っている。

 ドラマは、弱視で盲学校に通う赤座ユキコ(杉咲さん)と、根は純粋なヤンキーの黒川森生(杉野遥亮さん)を中心に繰り広げられる恋物語。笑いあり、涙あり、キュンとくる場面ありのラブコメディーだ。

 森生の影響でアルバイトを始めたりと、未知の経験をしていくユキコ。新しい世界に足を踏み入れていくワクワク感を描いた歌詞は、劇中のユキコの姿ともオーバーラップする。ハンディキャップや過去の傷を乗り越えて愛情を深めていく2人を、柔らかな歌声が温かく包み込む。

 ◇「婚姻届に判を捺しただけですが」主題歌はあいみょんのラブバラード

 清野菜名さんがヒロインを務め、坂口健太郎さんも出演する「婚姻届に判を捺(お)しただけですが」(TBS系、火曜午後10時)の主題歌は、シンガー・ソングライターのあいみょんさんの新曲「ハート」(配信中、11月24日シングルリリース)。恋が始まった時の胸のざわめき、好きな人へのいとおしさを描写した、心にしみるラブバラードだ。

 ドラマは、独身を謳歌(おうか)していたイマドキ女子の大加戸明葉(清野さん)が、堅物イケメンの百瀬柊(坂口さん)とひょんなことから偽装結婚をし、共同生活を送るというストーリー。百瀬は兄嫁である美晴(倉科カナさん)に思いを寄せているが、明葉は次第に百瀬に引かれていく、という展開になっている。

 主題歌「ハート」は、ひたむきな恋心や、“あなた”との近くて遠い距離感を表現し、ドラマのシーンに優しく寄り添うように流れる。気づかなかった百瀬の一面を知るにつれ、思いを募らせる明葉の心情と重なり、切なさが一層増してくる。

 ◇Ado、優里らSNS系アーティストも

 このほか、米倉涼子さん主演の「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の主題歌は歌い手のAdoさんの「阿修羅ちゃん」(配信中)、江口のりこさん主演の「SUPER RICH」(フジテレビ系、木曜午後10時)の主題歌はシンガー・ソングライターの優里さんの「ベテルギウス」(配信中)。

 人気アーティストやグループのほか、ドラマ主題歌を多く手がける“常連”シンガー、SNS系など、多彩な顔ぶれがそろった秋ドラマ主題歌。これらの楽曲が、ドラマのシーンにどのような効果をもたらし、どう関わっていくのか。秋ドラマからますます目が離せなくなりそうだ。(水白京/フリーライター)

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