中村獅童:「報知映画賞」表彰式にゲスト登場し毒舌と自虐 「腹立つわ!」 セカオワFukaseは新人賞受賞で「メンバーに自慢します」

「第46回報知映画賞」の表彰式に出席した中村獅童さん(左)と「SEKAI NO OWARI」のFukaseさん
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「第46回報知映画賞」の表彰式に出席した中村獅童さん(左)と「SEKAI NO OWARI」のFukaseさん

 歌舞伎俳優の中村獅童さんが12月16日、東京都内で行われた「第46回報知映画賞」の表彰式に登場した。獅童さんは、映画「キャラクター」(永井聡監督)で同映画賞の新人賞を受賞したバンド「SEKAI NO OWARI」のFukaseさんをお祝いするため、サプライズゲストとして登場。映画で犯人を追う刑事役で出演した獅童さんは「(2002年公開の映画)『ピンポン』のときに、もしかしたら新人賞いただいたかな、と慌てて調べたら、報知の賞だけとっていなかったんです。あのとき5冠だったんですけどね。腹立つわ!」と毒舌で会場を笑わせた。

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 さらに獅童さんは、Fukaseさんに向かって「(同作で主演だった)菅田(将暉)君じゃなくてごめんね。大河(ドラマ)の撮影で忙しいって」と自虐的にコメント。「俺は賞はもらえないし、仕事はないしさ、暇で暇で……。どうにかしてくださいよ、映画関係者の皆さん。来年も再来年も仕事一つも入ってないんだよ!」と冗談めかして語り、笑いを誘う場面も。最後に「Fukaseくんは素晴らしかったと思うし、これからどんどんチャレンジしていただきたいなと思います」と激励していた。

 「キャラクター」で殺人事件の真犯人役を演じたFukaseさんは、出演の話を聞いたときを振り返り、「自分が至らなくて映画が不完全なものになってしまうんじゃないか、と不安で、自分には難しいかなと思っていた」と心境を告白。ただ、「プロデューサーや監督に、『Fukase君は殺人鬼(役)できるよ』と言われたんです。どういう意味かな?と思ったけど。家族に相談してみたら『殺人鬼ぴったりだよ』と言われて。最後にメンバーに聞いたら、『殺人鬼以外の役(のオファー)くるの?』と言われたんです。そんなにぴったりなら、もしかしたらできるかなと思った」と苦笑交じりに明かしつつ、「こんな素晴らしい賞がもらえるなんて到底思っていなかったので、とてもうれしいです。メンバーに自慢したいと思います」と喜んだ。

 「報知映画賞」は、1976年に制定された報知新聞社主催の映画賞。ファン投票を基にノミネートされた各部門を、選考委員会が選出して表彰する。この日は「そして、バトンは渡された」「地獄の花園」で主演女優賞を受賞した永野芽郁さん、「孤狼の血 LEVEL2」で助演男優賞を受賞した鈴木亮平さん、「ヤクザと家族 The Family」「キネマの神様」「空白」で助演女優賞を受賞した寺島しのぶさんらも出席した。「マスカレード・ナイト」で主演男優賞を受賞した木村拓哉さんは撮影のためVTRで登場した。

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