朴ロ美:「鋼の錬金術師」は「魂にどっと汗をかく」 20周年原画展に「引きずり込まれた」

「鋼の錬金術師展 RETURNS」の会見に登場した朴ロ美さん
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「鋼の錬金術師展 RETURNS」の会見に登場した朴ロ美さん

 「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載された荒川弘さんの人気マンガ「鋼の錬金術師」の連載20周年を記念した原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS」が、12月18日に池袋・サンシャインシティ 展示ホールC(東京都豊島区)で開幕した。開催に先駆け、12月17日に内覧会が行われ、アニメで主人公のエドワード・エルリックを演じた声優の朴ロ美さんが登場した。朴さんは同作について「この作品は本当に“持ってかれる”という感覚が強くて、いろいろなところをざばざばと触られて持ってかれるような、あかを落とされるような。魂にどっと汗をかくみたいな感じです」と魅力を語った。

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 原画展を観覧したという朴さんは、「ちょっとやばかったです」といい、「いきなり最初からずるずると引きずり込まれていく感じで、荒川先生の原画の力って改めてすごいなと、まざまざと感じました。手で作るものはすごいなと。命、魂、いろいろなものが込められている」と感想を語った。朴さんは原画展の音声ガイドも担当しており、「収録の度に、禁忌を何回犯せばいいのだろうと。『1回犯しているよな』『また犯した』という感じになっています。この作品は、何年たっても戻ってしまう感覚があります」と話していた。

 「鋼の錬金術師展 RETURNS」は、2017~19年に開催された「鋼の錬金術師展」をリニューアルした展覧会で、前回から140点以上の生原稿、カラー原画が追加した。同展のために荒川さんが新たに描き下ろしたイラストのほか、ロイ・マスタング大佐らアメストリス軍の精鋭たちの名シーンやバトルシーンの生原稿、カラーイラストを集めた軍部エリアも新たに登場。原画、イラストなどは300点以上にもおよぶ。

 12月18日~2022年1月16日に開催。開館時間は午前10時~午後6時。入場料金は一般・大学生が2000円、中高生が1800円、小学生以下が1500円。入場者には、荒川さんが描き下ろした4コママンガがデザインされたしおりがプレゼントされる。しおりは曜日ごとにデザインが異なる。2022年3月12日~6月26日には、ひらかたパーク(大阪府枚方市)でも開催される。

 「鋼の錬金術師」は、荒川さんが2001~10年に「月刊少年ガンガン」で連載した人気マンガ。錬金術が科学のように発達した世界を舞台に、エドとアルの兄弟が、失った体を取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る……というストーリー。アニメ化もされ人気を博した。人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さん主演の実写映画が2017年に公開されたことも話題になった。

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