鋼の錬金術師:20周年原画展開幕 迫力の原画300点以上 新規描き下ろし、マスタング大佐ら軍部エリアも

「鋼の錬金術師」の原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS」の様子
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「鋼の錬金術師」の原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS」の様子

 「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載された荒川弘さんの人気マンガ「鋼の錬金術師」の連載20周年を記念した原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS」が、12月18日に池袋・サンシャインシティ 展示ホールC(東京都豊島区)で開幕した。2017~19年に開催された「鋼の錬金術師展」をリニューアルした展覧会で、前回から140点以上の生原稿、カラー原画が追加した。同展のために荒川さんが新たに描き下ろしたイラストのほか、
ロイ・マスタング大佐らアメストリス軍の精鋭たちの名シーンやバトルシーンの生原稿、カラーイラストを集めた軍部エリアも新たに登場。原画、イラストなどは300点以上にもおよぶ。

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 同展は、連載冒頭を再現した映像コンテンツ「プロローグ」エリアからスタートする。「2人の錬金術師」「人造人間」「軍部」「親子」「最後の戦い」「真理の扉」などのエリアに分かれ、生原稿やカラーイラストで作品の世界観を体感できる。映像コンテンツとしてエド、アル、マスタング大佐、リザの4人の「戦い」にフィーチャーした「戦いの軌跡」を新設。エド役の朴ロ美さん、アル役の釘宮理恵さんらの新規録(と)り下ろしボイスと共に映像を楽しめる。

 同展のために荒川さんが描き下ろしたキービジュアルも見どころだ。「鋼の錬金術師」の連載予告のために描かれたモノクロイラストを、構図はそのままに荒川さんが新たに描き下ろしたビジュアルで、制作過程のメーキング映像も流れる。アニメエリアもあり、テレビアニメや劇場版アニメのラフなどが展示されている。会場では、グッズも販売される。

 「鋼の錬金術師展 RETURNS」は、12月18日~2022年1月16日に開催。開館時間は午前10時~午後6時。入場料金は一般・大学生が2000円、中高生が1800円、小学生以下が1500円。入場者には、荒川さんが描き下ろした4コママンガがデザインされたしおりがプレゼントされる。しおりは曜日ごとにデザインが異なる。2022年3月12日~6月26日には、ひらかたパーク(大阪府枚方市)でも開催される。

 「鋼の錬金術師」は、荒川さんが2001~10年に「月刊少年ガンガン」で連載した人気マンガ。錬金術が科学のように発達した世界を舞台に、エドとアルの兄弟が、失った体を取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る……というストーリー。アニメ化もされ人気を博した。人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さん主演の実写映画が2017年に公開されたことも話題になった。

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