水野美紀:「奪い愛」シリーズは「部活動」 最新作に出演決定で「“怪演”もっともっとやりたい」

連続ドラマ「奪い愛、高校教師」に出演する水野美紀さん(C)AbemaTV, Inc./テレビ朝日
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連続ドラマ「奪い愛、高校教師」に出演する水野美紀さん(C)AbemaTV, Inc./テレビ朝日

 放送作家の鈴木おさむさんが脚本を手がけ、女優の観月ありささんが主演を務める連続ドラマ「奪い愛、高校教師」(ABEMA/テレビ朝日)に、女優の水野美紀さんが出演する。2017年に放送された「奪い愛、冬」(同局系)に出演、ドラマ「奪い愛、夏」(ABEMA)で主演を務め、“怪演”が話題となった水野さんは、「怪演、もっともっとやりたいです」と語る。同シリーズを「部活動」と表現する水野さんに、作品への思いや演じる上で大切にしていることを聞いた。

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 「奪い愛、冬」は、倉科カナさんの主演作で、夫・森山信(大谷亮平さん)が自分から離れていくのを食い止めようとする妻・森山蘭を演じた水野さんの“怪演”が話題となった。夫の浮気現場を押さえるために、クローゼットの中に潜み、倉科さん演じる池内光と夫の信がキスをすると、蘭が「ここにいるよー! 見てたよ~!」と言いながら飛び出す……といったシーンには大きな反響があった。

 一方、「奪い愛、夏」は、全く新しいオリジナルドラマとして制作され、水野さん、小池徹平さん、松本まりかさんによって、危険な愛のトライアングルが描かれた。

 今作への出演が決まったときの思いについて、「またあの世界をのぞけるのがうれしいなと思いました」と喜びを語った水野さん。「奪い愛、高校教師」の情報が解禁されると、SNSでは水野さんの出演を望む声が続々と上がっていたが、「とてもうれしく思いました」と笑顔。「あちこちアザを作ったり、足がつって激痛で目覚めたりしながら、これまでのシリーズを頑張ってきて良かったと思いました」と話す。

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 「“奪い合う”恋愛=奪い愛」を描く“ドロキュンラブストーリー”「奪い愛」シリーズの最新作となる「奪い愛、高校教師」では、高校を舞台に、一人の男性教師を巡って婚約者の女性教師、女子生徒、その母親が壮絶な“奪い愛”を繰り広げる。観月さんが演じる看護師の星野露子(ほしの・つゆこ)は、病院の都合で新しい街に引っ越してくることになる。たまたま入ったカフェで蘭桜女学院高等学校の音楽教師・冬野三太(大谷さん)と一緒にバイオリンとフルートでセッションをすることで運命を感じ、三太に徐々に惹(ひ)かれていく。

 三太が婚約中の同じ学校の英語教師・十仲華子(となか・はなこ)を松本さん、蘭桜女学院高等学校に転校してきた生徒で、露子の娘・星野灯(あかり)をアイドルグループ「AKB48」の岡田奈々さんが演じる。水野さんは、「奪い愛、冬」で演じた森山蘭役で出演する。

 撮影現場では、「台本のセリフをいかに面白く言うか、間を使って何ができるか」と常に考え演じているという水野さん。怪演が話題となるなど、“ぶっ飛んだ”役どころについては、「体力的にとても大変ですが、面白いシーンにできると楽しいです」と話す。

 「奪い愛、高校教師」の見どころを、「出演者が変わっても受け継がれている常軌を逸した世界観。いろいろ過剰な面白さを楽しんで」と述べ、夫・信を演じた大谷さんについては、「大谷さんの信さん、懐かしくて二人でずっと笑ってました」と振り返る。

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 同シリーズの脚本を手がける鈴木さんは、「奪い愛、夏」のインタビューで、水野さんについて「面白いと思ってやると決めたら、そこへ振り切る馬力がすごいです」と語っていた。怪演をはじめ、“女優・水野美紀”に期待してしまう視聴者も多いのではないだろうか。

 そんな水野さんに、女優として大切にしていることを聞いてみると「とにかく、作品を面白くするために全力で頑張ります」と話す。また、「一つのシーン、一つのセリフに100通りの成立のさせ方があるとして、その中の一番面白い成立のさせ方を選べたらと、常に考えています」と作品への思いを明かす。「現場のスタッフさんが驚いたり笑ったりすれば、観ている方にも楽しんでもらえると思うので、とにかくいろんなアイデアを持ち込んでみます」と続ける。

 最後に、視聴者に向けて、水野さんは「出演者の皆さんの振り切れっぷりが私も楽しみです。美しい観月さんがどんな表情を見せてくれるのか。ツッコミながら、怖がりながら、笑いながら、驚きながら、一緒に楽しみましょう!」と呼びかけた。

 「奪い愛、高校教師」最終話は、ABEMAで12月30日午後9時に配信。テレビ朝日では12月30日深夜0時50分に放送。ABEMAで全話独占配信中。

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