アニメ化、実写映画化もされた高野苺さんの人気マンガ「orange」の最新7巻が4月12日に発売されることが分かった。2017年5月に発売された第6巻以来、約5年ぶりの新刊となる。
ウナギノボリ
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「orange」は、2012年に「別冊マーガレット」(集英社)で連載がスタートし、その後「月刊アクション」(双葉社)に移籍し、2015年8月まで連載された。2017年5月に、主人公の友人・須和弘人の目線から描かれたアナザーストーリーが収録された第6巻で一度完結したが、第6巻には、高野さんが「5巻が最終巻でしたが、6巻が出ました。収録しているものは番外編のお話ですが、5巻からつながるお話として『6』としました。6巻も最後ではないのかもしれません……」とメッセージを寄せていた。メッセージの通り、第7巻が発売されることになった。
高野さんは、第7巻の発売決定を受けて「今年は連載開始からちょうど10年目、大人の(高宮)菜穂が手紙を書いた年です。連載開始前に私が経験した後悔は、10年後はどうなっているのかなと思っていましたが、薄れることなくいまだに後悔し続けています。10年後の菜穂たちの気持ちをやっと知ることができました」とコメント。
「7巻は『生きていくこと』がテーマで普通の日常のお話です。生きていくことは当たり前だけど大変なこと、良いことも悪いことも経験しながら、生きることを楽しく思えたり、時には疲れてしまったり、今もどこかで悩んでいる誰かを救いたくて誰かのために描こうと思いました。7巻が本当の最終巻になります。読んでくださった皆様に心から感謝しています。最終巻は皆様へのお手紙のような気持ちで描きました。どうぞよろしくお願いします」と話している。
第7巻の発売を記念し、原画展「高野苺『orange』連載10周年記念原画展」が、有楽町マルイ(東京都千代田区)で3月26日~4月10日に開催される。コミックス第1~6巻、ポストカード8枚のセット「orange complete BOX」が3月24日に発売される。価格は4092円。
「orange」は、長野県松本市を舞台に、高校2年の春に10年後の自分から手紙を受け取った主人公・高宮菜穂が、10年後の“後悔”を繰り返さないために行動する……という青春ラブストーリー。双葉社のマンガサイト「webアクション」にスピンオフが掲載されている。
女優の土屋太鳳さん主演の実写映画が2015年に公開された。テレビアニメが2016年7~9月に放送され、劇場版アニメが同11月に公開された。
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