日本映画の祭典「第45回日本アカデミー賞」授賞式が3月11日、東京都内で開催され、映画「護(まも)られなかった者たちへ」(瀬々敬久監督)の清原果耶さんが最優秀助演女優賞に選ばれた。
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清原さんは、「自分が受賞させていただけるとはみじんも思っていなかったので、本当にびっくりしています。名誉ある賞を頂けて、本当にうれしく思います。作品、円山幹子という役を通して、人間の生きる原動力だったり、動くきっかけだったりは人それぞれさまざまな理由があるんだろうけど、何かみんなが報われるような世の中になればいいなと思いながら演じていました」とコメントした。
続けて「本当にたくさんの方々に支えていただいて、いただけた賞だと思っているので、監督、撮影スタッフの皆様、キャストの皆様にこの場で感謝を申し上げます。俳優として、映画を愛する人間として成長できるように、これからも精進してまいります」と語った。
「護られなかった者たちへ」は、「このミステリーがすごい」受賞作家・中山七里さんの同名小説(NHK出版)が原作。東日本大震災から10年目の仙台で、全身を縛られたまま放置され“餓死”させられる不可解な連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かんだのは、別の事件で服役し出所したばかりの利根(佐藤健さん)。利根と被害者たちとの接点を見つけ出した刑事の笘篠(阿部寛さん)が追い詰めていくが、決定的な確証をつかめないでいた。やがて第3の事件が起きてしまい……というストーリー。
同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で実施される。今回の選考は、2021年1月1日~12月31日に公開された作品が対象。羽鳥慎一さんと長澤まさみさんが司会を務めた。
石原さとみ「そして、バトンは渡された」▽清原果耶「護られなかった者たちへ」▽草笛光子「老後の資金がありません!」▽西野七瀬「孤狼の血 LEVEL2」▽広瀬すず「いのちの停車場」
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