生田絵梨花:新たなスタートに「大きな希望もらった」 松尾スズキからの“言葉”

3月13日にWOWOWで放送・配信されるオムニバスコントドラマ「松尾スズキと30分の女優2」の「生田絵梨花の乱」に出演する生田絵梨花さん=WOWOW提供
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3月13日にWOWOWで放送・配信されるオムニバスコントドラマ「松尾スズキと30分の女優2」の「生田絵梨花の乱」に出演する生田絵梨花さん=WOWOW提供

 劇作家で俳優の松尾スズキさんが脚本・演出を手がけるWOWOWのオムニバスコントドラマ「松尾スズキと30分の女優2」の「生田絵梨花の乱」(3月13日、WOWOWで放送・配信)に出演する女優の生田絵梨花さん。松尾さんからの出演オファーに「とてもうれしかったです!」と顔をほころばせる。昨年末に約10年間活動したアイドルグループ「乃木坂46」を卒業し、新たなスタートを切ったばかりの生田さんだが、今作の撮影終わりに、松尾さんからかけてもらったある“言葉”が、今後の芸能活動の指針にもなったという。生田さんに今作の話や、現在の心境を聞いた。

 ◇間近で見た“俳優”松尾スズキのすごみ

 「松尾スズキと30分の女優」は、松尾スズキさんが毎回1人の女優とタッグを組み、コントを繰り広げるオムニバスコントドラマ。2021年に放送された第1弾は吉田羊さん、多部未華子さん、麻生久美子さん、黒木華さんが出演して人気を博した。第2弾となった今回は、生田さん、松本穂香さん、松雪泰子さん、天海祐希さん(配信順)を迎えて制作。3月13日午後11時からWOWOWプライムで放送・WOWOWオンデマンドで配信される。

 「生田絵梨花の乱」では、松尾さんと生田さんが音楽祭の司会を務めるコントや、応援団や恋人に扮(ふん)したコントを送る。

 松尾さん作・演出のミュージカル「キレイ―神様と待ち合わせした女―」(2019年)で主演を務めたこともある生田さん。今作は松尾さんからのオファーだったといい、「『キレイ』は自分にとって思い出深くて、大切な作品なので、また松尾さんとご一緒できたらいいなと思っていたので、すごくうれしかったです!」と声を弾ませる。

 これまでは俳優と演出家という立場だったが、今回は、俳優として初共演となった。「今回初めて役者としての松尾さんを間近で見たのですが、松尾さんが『キレイ』の時は演出に専念されていた理由が分かった気がしました。エネルギー消耗がすごく激しいんです(笑い)。猫になったり、蚊になったり……想像を超える世界を表現されていて。でも、猫を演じている時は、目とか仕草とか猫そのもので、猫にしか見えないんです(笑い)! 奇想天外な世界観をしっかり成立させていて、役への“憑依(ひょうい)力”を感じました」と共演を振り返った。

 ◇これまでの“生田絵梨花らしさ”と“新しい生田絵梨花”を感じられる作品に

 松尾さんの手による奇想天外なコントが展開されるも、演出や内容への疑問はなかったといい、「疑問を持たずに、目の前のことを信じながらやっていました」と語る。それは、松尾さんへの絶対的な信頼感があるからだ。

 「松尾さんは、緊張させない、遠慮させない、恥ずかしがらせない……みたいな安心感をまとっている方で。(一緒にいると)作品をすごく心から楽しめるんです。だから、どんなことを言われても踏み込めちゃいます。(今作の)現場でも、『こういうふうにやってみて』って言われて、訳も分からずやったことが、完成された映像で見ると、爆笑してしまって(笑い)。松尾さんの頭の中はすごいなっていつも思います」

 見どころを聞くと、これまでの“生田絵梨花らしさ”と、“新しい生田絵梨花”を感じられる作品になっていると答える。

 「民族衣装などさまざまな衣装を着ていますし、アイドルのような、カメラを“お兄ちゃん”に見立てたコントもあり、松尾さんの世界観の中での斬新な感じも楽しんでいただけると思います」とアピールした。

 ◇「大きな希望」をもらった松尾スズキからの“言葉”

 昨年末に乃木坂46を卒業して、新たなスタートを切った生田さん。映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」(公開中)で陰のヒロインの“三代目コンフィガール”を演じているほか、5月からは人気マンガが原作のミュージカル「四月は君の嘘」でダブル主演を務める。

 映像作品、舞台への出演と、忙しさは変わらないような印象を受けるが、“独り立ち”した現在の心境について、「今は“10年間走りきったな”という気持ちですね。これから自分のペースをつかんで頑張っていきたいです」と明かす。

 今後の活動の展望について聞くと、「今は『自分は何が好きで、どう思うのか』と自分を発信していくことがすごく大事だと思います。でも、その部分がまだ自分の中でグラグラ揺れていたりするので、いろんな方たちの力を借りながら、芯を通していきたいです」と力を込める。

 松尾さんからかけてもらったある“言葉”が、今後の活動の指針になっている。

 「(松尾さんから)『いくちゃん(生田さんの愛称)は、いろんなジャンルの垣根を越えて、活動していける人だと思う』というお言葉をいただいて。さまざまな世界で活躍されている方たちも間近で見てきて、ご自身も俳優、脚本家、監督と活躍されている松尾さんにそんなふうに言ってもらえたことが大きな希望になりました。私も、もっといろいろなことにチャレンジしたいなって気持ちが強くなりました」

 新たな坂道を上り始めた生田さん。一歩ずつ、確実に高みへ向かっている。

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