注目ドラマ紹介:「しずかちゃんとパパ」吉岡里帆×笑福亭鶴瓶が父娘役 親離れ子離れの顛末描く

NHK連続ドラマ「しずかちゃんとパパ」第1回場面カット (C)NHK
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NHK連続ドラマ「しずかちゃんとパパ」第1回場面カット (C)NHK

 女優の吉岡里帆さんと落語家の笑福亭鶴瓶さんが父娘役で共演するNHK連続ドラマしずかちゃんとパパ」(BSプレミアム、日曜午後10時)が3月13日にスタートする。生まれながらに耳が聞こえない父の、耳代わり口代わりを務めてきた娘が、ひょんなことから出会った男と恋に落ちて結婚するまでの、親離れ子離れの顛末を明るく温かく描くホームコメディーとなる。

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 吉岡さん扮(ふん)する野々村静は、地方都市で暮らす28歳アルバイト。ろう者の父親との意思疎通には手話や表情など視覚情報が重要で、相手の目を見つめたり動作が大きくなるクセがある。それが時に好意と誤解され、時にガサツと受け取られ、生きづらさを感じている。

 一方、鶴瓶さん演じる野々村純介は、静の父親で生まれつき耳が聞こえない。静が小さい頃に妻を亡くし、写真館を営みながら一人娘を育てた。子供の頃に口話教育を受けたため、親しい相手なら手話がなくても口の形を読んで多少のことは理解できる。

 そのほかドラマには大手開発会社の若手社員・道永圭一役で中島裕翔さん、静より2歳年上の良き相談相手の八木康隆役で稲葉友さん、小学校教員で卒業アルバムの作成を依頼しに野々村写真館を訪れる鈴間さくら役で木村多江さんらも出演する。

 第1回では、静(吉岡さん)は写真館を営む父の純介(鶴瓶さん)と二人暮らし。純介は生まれつき聴覚障害を抱え、同じくろう者だった母は静が幼い頃に他界している。耳の聞こえる静は純介の通訳代わりを務めてきたため、相手を見つめたり、身ぶり手ぶりで話すクセがある。それを「こび」とか「ガサツ」と受け止められ、傷つくことも多い。

 ある日、バイト先で面識のある圭一(中島さん)がケバブの屋台でつるし上げられている場面に出くわす……。

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