花江夏樹：「オッドタクシー」　41歳・小戸川役「演じることができてうれしかった」　劇場版で「最後の最後に面白い仕掛け」も

　2021年4～6月に放送されたテレビアニメ「オッドタクシー」の劇場版「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」（木下麦監督、4月1日公開）の完成披露試写会が3月16日、TOHOシネマズ新宿（東京都新宿区）で行われ、主人公・小戸川役の花江夏樹さんら声優陣が登場した。小戸川は41歳のタクシー運転手で、花江さんは「最初はなんで僕なんだろう？と思った」といい、「最終的にはすっとふに落ちた。小戸川を演じることができてうれしかったです」と笑顔を見せた。

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　「オッドタクシー」はキャラクターは可愛らしい動物だが、実は本格的なミステリーで、先の読めない展開、複雑に張り巡らされた伏線、癖の強いキャラクターなどが話題になった。花江さんは、小戸川を演じていく中で、「小戸川の過去があったり、設定を知っていくうちに納得していく部分があった。アフレコをやっていて楽しかったです」と振り返った。劇場版について「ぜひエンドロールの隅の隅まで見ていただきたい」と見どころを語り、「公開日の4月1日以降、本当の最後の最後の面白い仕掛けがあるらしいので、楽しみにしていただけたら」と呼びかけた。

　イベントには、看護師の白川役の飯田里穂さん、警察官の大門兄弟を演じたお笑いコンビ「ミキ」の昴生さん、亜生さん、お笑いコンビ「ホモサピエンス」を演じた「ダイアン」のユースケさん、津田篤宏さん、木下監督も登場した。

　「オッドタクシー」は、タクシー運転手の主人公・小戸川が乗せる癖のある乗客とのやりとりが、一人の少女の失踪につながっていく……というミステリー。劇場版は、テレビアニメの脚本を手がけた此元和津也さんがシナリオを新たに執筆し、テレビアニメのエピソードを再構成しつつ、衝撃の最終回の“その後”も描かれる。テレビアニメに続き、木下さんが監督、キャラクターデザインを務め、OLMとP.I.C.S.が制作する。