俳優の内藤剛志さん主演の刑事ドラマシリーズ「警視庁強行犯係 樋口顕」の12作目のスペシャルドラマが、4月4日午後8時に放送されることが3月20日、明らかになった。「今野敏サスペンス 暁鐘 警視庁強行犯係樋口顕」と題して放送され、ゲストとして宅麻伸さん、有森也実さん、アイドルグループ「乃木坂46」の樋口日奈さん、黒沢あすかさん、永田崇人（たかと）さんが出演する。

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　「警視庁強行犯係 樋口顕」シリーズは、本格警察小説の名手・今野敏さんの同名小説が原作。内藤さんが“ヒーローではない無彩色の刑事”警視庁刑事部捜査1課強行犯係の警部・樋口顕を演じている。今作には、榎木孝明さん、矢田亜希子さん、佐野岳さん、片山萌美（もえみ）さん、小松利昌さんらおなじみのレギュラーキャストも集結する。

　新作「暁鐘」は、「氷川電機」の研究員・望月一郎（榎木薗郁也さん）が遺体で発見され、強行犯係の樋口が捜査に乗り出すと、同社の新技術が海外に流出していたことが発覚する。殺された望月は、同社常務の神谷伴宜（橋爪淳さん）の娘・あかり（樋口さん）の婚約者・高野元（永田さん）について調べていたことが分かり……というストーリー。

　ゲストの樋口さん演じるあかりは、結婚を控えて両親との関係に悩んでおり、永田さん演じる高野元は、あかりの婚約者で神谷夫妻が結婚を反対する謎多き男性……という役どころ。そのほか、ゲストの宅麻さんは公安部外事1課の刑事で、樋口警部と捜査方針を巡り対立することになる戸川隆明、有森さんは娘のあかりに大きな愛情を注ぐ母・神谷幸江、黒沢さんはあかりが仕事で世話になっているレストランのオーナーで複雑な過去を持つ長澤美也をそれぞれ演じる。

　テレビ東京の山鹿達也プロデューサーは「今回の『暁鐘』も今野敏さんの『樋口警部』シリーズのファン、2時間ドラマファンの期待に応えた大人の本格ミステリーとして見ごたえある作品になったと思います」とコメント。

　「見どころとしては、宅麻伸さん演じる公安の戸川と樋口の男同士の対立です。宅麻さんと内藤さんの大人のやり取りは、ベテランならではの演技で惹（ひ）き込まれます。黒沢あすかさんと有森也実さんの女性同士の駆け引きも、すごみの中に切なさがあり、何ともいえない哀（かな）しい良いシーンになりました。また、乃木坂46の樋口日奈さん、永田崇人さんら若手人気俳優や、（お笑いコンビ「駆け抜けて軽トラ」の）餅田コシヒカリさんと、小野島徹さんのお笑いコンビにも参加していただきました。若い人からご年配の方まで多くの方々に見ていただけるとうれしく思います。ぜひ、ご期待ください」とアピールした。