平家物語:第10話「壇ノ浦」、最終話「諸行無常」今夜連続放送 平家一門の行く末を見守るびわ

テレビアニメ「平家物語」の第10話「壇ノ浦」の一場面(C)「平家物語」製作委員会
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テレビアニメ「平家物語」の第10話「壇ノ浦」の一場面(C)「平家物語」製作委員会

 琵琶(びわ)法師によって語り継がれた古典が原作のテレビアニメ「平家物語」の第10話「壇ノ浦」、最終話となる第11話「諸行無常」が、フジテレビの深夜アニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」で3月23日深夜に2話連続放送される。第10話は16日深夜に放送予定だったが、特別報道番組が放送されたことを受けて、放送を休止していた。

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 旅の末に母と再会したびわは、改めて自分も平家の行く末を見守り、祈り続けることを決意し、一門に戻る。しかし、清経の入水に続き敦盛が一ノ谷の戦いで戦死、捕らえられた重衡は鎌倉に送られ、平家は一人また一人と欠けてゆくのだった。苦しみに耐えかねた維盛は出家を決意し、最後にびわと短い会話を交わす。

 アニメは、作家の古川日出男さんが「平家物語」を現代語訳した「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集09 平家物語」(河出書房新社)がベース。舞台は、平家一門があらゆる面で栄華を極めようとしていた平安末期。亡者が見える目を持つ男・平重盛は、未来が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、「お前たちはじき滅びる」と予言される。びわの視点から、日本が貴族社会から武家社会に転換する激動の15年が描かれる。

 劇場版アニメ「映画 聲(こえ)の形」「リズと青い鳥」などの山田尚子さんが監督を務め、「夜は短し歩けよ乙女」「映像研には手を出すな!」などのサイエンスSARUが制作する。吉田玲子さんが脚本、マンガ家の高野文子さんがキャラクター原案、牛尾憲輔さんが音楽を担当する。

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