カムカムエヴリバディ:虚無蔵、アニーのことを「刀自」 すぐに意味が分かったひなた「さすが」

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第105回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第105回の一場面 (C)NHK

 女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第105回が3月30日に放送された。虚無蔵(松重豊さん)がアニー・ヒラカワ(森山良子さん)のことを「あのアニーなる刀自(とじ)」と表現し、ひなた(川栄さん)が「“年配の女性”いうことですか。すっと言うてください」と、すぐに意味が分かったことに「さすが」と称賛の声が上がった。

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 アニーからハリウッド映画「サムライ・ベースボール」への出演依頼の手紙を受け取りながらも返事をせず、かたくなに拒否する虚無蔵に対し、五十嵐(本郷奏多さん)とひなたが必死に説得。虚無蔵は折れて、ハリウッドのスタッフに殺陣を披露する。それが終わると、休憩所でひなたが入れたお茶を飲みながら、虚無蔵は「いまだに解せぬ。なぜ拙者のような名もなき者を……」と語り、「あのアニーなる刀自」と呼ぶ。また、「なんとも麗しき座礼であった」と稽古場でアニーが正座し頭を下げた姿に感心し、「メリケン(アメリカ)育ちとはにわかに信じがたい」と話していた。

 「刀自」は女性の尊称で、とくに年配の女性に対して敬愛の気持ちを込めて呼ぶ。

 SNSでは「ひなたよく『刀自』が分かったなあ」「ひなた、よく知ってるなと!?と思ったら彼女も齢(よわい)40間近」「『刀自』を知ってたひなた。古い時代小説も読むのだろうか」「ひなた、よく年配の女性って分かったな~。さすが、映画村職員」と称賛の声が上がった。

 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

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