スーパー戦隊シリーズの46作目「暴太郎(あばたろう)戦隊ドンブラザーズ」(テレビ朝日系、日曜午前9時半)で、敵怪人「脳人(ノート)」の紅一点・ソノニを演じる宮崎あみささん。“ドン”3話で初登場し、人をかどわす妖艶な“悪のヒロイン”を体現して話題になっている。堂々たる演技を見せているが、実はテレビドラマ初挑戦。宮崎さんに女優デビュー作となった今作について話を聞いた。
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宮崎さんは2002年10月28日生まれの19歳。女性アイドルグループ「Mystear(ミスティア)」のメンバー(宮崎さん自身は今年2月から活動を一時休止中)。グラビアでも活躍し、過去にはマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)のオーディション企画「制コレ'20」のファイナリストに選出された。
2019年にアイドル活動を始め、芸能界デビューした。
「高校2年生の時、アルバイト先の先輩からアイドルにならないかと誘われました。もともとアイドルにすごい興味があったのですが、自分で一歩踏み出す勇気がなくて。その言葉をきっかけにアイドルとしてデビューしました」
アイドル活動を続けてきたが、もともとドラマ、映画鑑賞が好きだったこともあり、いつしか女優を志すように。その“第一歩”がスーパー戦隊のメインキャストという大役になったが、今作のオーディションでは、ヒロイン役を受けていたという。
「ヒロイン役のオーディションを受けたのですが、落ちてしまって。落ちちゃったのかと思っていたら、マネジャーさんに『悪役のヒロインが受かりました!』って言われて、悪役のヒロインがいるんだってびっくりしました。受かった理由は聞いていませんが、“悪役っぽい顔”しているからじゃないですかね(笑い)」
ドラマのオーディションも初めてだったという。
「演技を見てもらう場なのかと思ったら、趣味や、好きな食べ物とか、今日のコーディネートのアピールポイントとかを聞かれて。すごい個性的なオーディションだなと思い、それにもびっくりでした(笑い)」
「脳人」は“人間の欲望”を敵視し、欲望ごと人間を粛正する高次元の存在。リーダー格のソノイと、ソノニ、ソノザの3人の構成メンバーが明かされており、3人ともそれぞれが人間に対して興味の対象が異なっている。ソノイは人間の芸術、ソノザは人間の喜怒哀楽で、宮崎さん演じるソノニは人間の「恋愛感情」だ。
ソノニは“妖艶”な魅力も併せ持つ人物。宮崎さんは「最初聞いたときは妖艶ってどういう意味か分からなくて調べました」と笑う。
「意味を知ったときは驚きました(笑い)! 私自身からは想像できないと思うので……。でも、妖艶さを出せるように頑張って演技しています。やっぱり自信はないのですが、どこかしら感じていただけたらうれしいです!」
ソノニ役にはすごくやりがいを感じているという。
「最初設定を見たときは『妖艶で、人間の恋愛に興味がある』くらいしか書いていなくて、『情報少なっ』って(笑い)。でも、逆にそれだけ情報が少ないなら“いくらでもできるな”って思いました。(序盤は)まだ恋愛に興味がある段階じゃないので、冷たい女を演じています」
ソノニの人間態は、ニーハイソックスにミニボトム、丈の短いアシンメトリーのトップスからウエスト部分を大胆にのぞかせたオールホワイトの衣装を着用。妖艶さを表すかのような姿だが、衣装を見た時は「露出が結構あるな」と驚いたという。
「(今の時期)外での撮影のときは寒さとの闘いです(笑い)。あと、この衣装はオーダーメードなのですが、採寸するときに、見えを張ってウエストをへこませてしまったんです。そしたらすごくきつくなってしまって(笑い)。運動は好きなのではないのですが、(痩せるために)しないといけないと思って。最近は毎日筋トレしていますし、休みの日は家の近くの公園を歩き回っています!」
「初めてのことばかり」という撮影現場。「全てが初めてのことで難しいのですが、監督さんが丁寧にいっぱいアドバイスをくれるので、やりやすいです。セリフは……今のところ大丈夫です(笑い)!」と話す。「一年後、自分がどうなっているのか想像は全然つかないのですが、今よりもっと女優に近づいていられるよう頑張りたいです」と意気込む。
ソノニも、自身と同じでこれから「どうなるのか全然想像ができません!」と笑う。「(恐らく)人間の感情を理解していって。いろいろなことを知って、変わっていくのだと予想しています。ソノニの感情の変化も注目して見ていただけたらうれしいです!」とアピールした。
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