ゴールデンカムイ:“残り3話”で完結 8年の連載に幕 全話無料配信も

「ゴールデンカムイ」の作者・野田サトルさんの直筆メッセージ(C)野田サトル/集英社
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「ゴールデンカムイ」の作者・野田サトルさんの直筆メッセージ(C)野田サトル/集英社

 「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の野田サトルさんのマンガ「ゴールデンカムイ」が“残り3話”で完結することが4月7日、明らかになった。同日発売の同誌22号で「次週より連載ラスト3話!!!」と発表された。4月28日発売の同誌22・23合併号で最終回を迎え、約8年の連載に幕を下ろす。

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 最終回に向けて、ウェブサイト「となりのヤングジャンプ」とアプリ「ヤンジャン!」で全話を無料配信する。4月28日まで。7日から「週刊ヤングジャンプ」掲載済みの第1~311話を配信する。14日発売の同誌20号に掲載される第312話、21日発売の21号掲載の第313話、28日発売の22・23合併号掲載の最終回となる第314話は発売日に順次配信される。

 野田さんは、全話無料配信について「ゴールデンカムイ最後の無料大公開です。なぜこんなに太っ腹なのかといいますと一度無料で読んでいただいたとしても単行本を集めて何度でも読み返したくなる作品だという自信があるからです。食わず嫌いでも読んでいただければ好きにさせる自信があるから。読む前に偏見があっても好きにさせる自信があるから。最終話も含む全話公開します」と説明。

 「それに……280話以降は単行本でめちゃくちゃ加筆する予定ですので本誌連載版と合わせますと2倍以上楽しめると思います。でも、なにより一番の理由は皆さんと一緒に最後を迎えたいのです」とコメントを寄せている。

 「ゴールデンカムイ」は、2014年から「週刊ヤングジャンプ」で連載中のマンガ。かつて日露戦争で活躍した“不死身の杉元”が、北海道で死刑囚が隠した埋蔵金の手掛かりをつかみ、アイヌの少女らと共に冒険を繰り広げる姿を描いている。「このマンガがすごい!2016 オトコ編」で2位、「マンガ大賞2016」で1位、「第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門」でソーシャル・インパクト賞に選ばれたことも話題になった。コミックス最新29巻が4月19日に発売され、シリーズ累計発行部数が1900万部を突破する。第30巻が6月17日、最終31巻が7月19日に発売される。

 テレビアニメ第1期が2018年4~6月、第2期が同年10~12月、第3期が2020年10~12月に放送された。第4期が10月からTOKYO MXほかで放送される。

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