動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」で配信中の映画「桜のような僕の恋人」。宇山佳佑さんの同名小説(集英社文庫)が原作で、恋をしたことで再び目覚めて、夢を追い求める主人公・朝倉晴人と、人の何十倍もの速さで老いていく難病に侵されたヒロイン・有明美咲の姿を描くラブストーリーだ。3月24日の配信から14日間連続でNetlfixの「今日の映画ランキング」で1位(日本)を記録。世界の週間映画ランキング(非英語部門)でもトップ10入りを果たすなど、話題を呼んでいる。そんな本作で晴人を演じた人気グループ「Sexy Zone」の中島健人さんは、晴人に病気を打ち明けない美咲の姿に「愛のあるうそは秩序を保つときもある」と話す。美咲役の松本穂香さんと語った「うそをつく選択」について、さらに、それぞれの役者としての“目覚め”にも迫った。
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3月24日、「桜のような僕の恋人」というタイトルにふさわしい時期に配信された本作。春の思い出について、中島さんはジャニーズ入所時のエピソードを明かす。「当時、学校では陸上部に所属していたのですが、部活の大会とオーディションの日が重なっていたんです。部長だった親友に『俺はこっちに進みたい』とオーディションに行くことを話したら、『俺もいつか必ず行くから』って言われて、『いや、どこに!?』と思って」と笑う。
「その5年後、僕が出たヤンキー映画で1人対100人のむちゃな戦いのシーンがあったんです。僕が100人に突っ込んでいくという流れだったのですが、その100人の中に部長がいたんですよ。ええ!と思って。それが2度目の出会いでした(笑い)。ちなみにそれも春でしたね」とエピソードを披露。「すっごい懐かしいなあ」と思いをはせていた。
中島さんのエピソードを聞いた松本さんは「それを超えるような話はないなあ(笑い)」と困り顔になりつつも、「高校生時代にお花見をしたことですかね」と回答。「演劇部に入っていたので部員たちとお花見したり、好きな人ともしました。青春だったなと思います」と甘酸っぱい思い出を教えてくれた。
映画では、晴人と美咲が夢に向かっていく姿もキラキラとまぶしい。2人に夢を追い求めるきっかけがあったように、中島さんと松本さんにも役者として“目覚めた”瞬間があった。
松本さんは、2017年に放送されたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」を挙げる。「いろいろな“初めて”が多かったのが『ひよっこ』でした。普段はうれし泣きをしない自分でも、気づいたら涙が流れていて驚きましたし、全然できなくて悔しいと感じたりもして。自分ってこういうものを持っていたんだ、まだこんなに頑張れるんだという発見がありました」と振り返る。
演じたのはヒロインの同僚で“メガネっ娘”の青天目澄子(なばため・すみこ)。「笑っていても、泣いていても、怒っていても、ずっと澄子でいられた。自分の中で努力して作ることができたのは大きな経験でした」と、役と一体化する感覚を味わった。
中島さんの“目覚め”は、2018年に日本テレビ系のチャリティー番組「24時間テレビ」内で放送されたスペシャルドラマ「ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語」だったという。石ノ森章太郎さんの役を務めたことで「自分の素直な感情に少し出会えたなと感じましたし、実際に石ノ森さんの地元に行ったり、お姉さんのお墓参りをしたり、役作りをする上で背景をちゃんと知ることが必要なんだと気づけた作品でした」と語る。
加えて「グループの活動も本当にハードな中で撮影していたドラマで、『できるか不安だな』と思っていたんですが、なぜかちゃんとドラマの間だけ、積み重なった疲れが取り除かれていて」と明かす。「僕は石ノ森さんが守ってくれたと思っています。本当に感謝しています」と感慨深げに話していた。
劇中には、美咲が晴人に病気のことを伝えず、「他に好きな人ができた」とうそをついて晴人の幸せを守ろうとするシーンが描かれる。美咲の「うそをつく選択」について、2人はどう感じたのだろうか。
中島さんは「難しいですけど、『うそも方便』って言葉があるじゃないですか。あまり重点的にはしたくないですが、愛のあるうそは秩序を保つときもあるのかなって」と述懐。「自分が同じ立場になったときも、必ずしも正直になることだけが正義だとは思っていないです」と思いを明かす。
松本さんは「美咲があの選択をしたのはすごく強いなと思います。愛のあるうそというか、優しさなので」と告白。「私が同じことをできるかと考えたら、もう少し自分中心になってしまいそうな気がします。私はまだ人に愛のあるうそをついたことがないので……美咲は強い人だなと感じますね」と語っていた。
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