柴咲コウ:「インビジブル」撮影は「すごく幸せ」 高橋一生への“圧倒的信頼感”も明かす

連続ドラマ「インビジブル」に出演する柴咲コウさん(C)TBS
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連続ドラマ「インビジブル」に出演する柴咲コウさん(C)TBS

 高橋一生さんが主演を務める金曜ドラマ「インビジブル」(TBS系、金曜午後10時)に出演する柴咲コウさん。柴咲さん演じる犯罪コーディネーターと、高橋さん演じる刑事が異色のバディーを組む、オリジナルの犯罪エンターテインメントだ。「みんなで1から作っていく感じがすごく新鮮。(今後の展開が)どうなるのか分からないというワクワクに包まれながらお芝居ができるのは、本当に楽しい」と話す柴咲さんに、高橋さんとのタッグや、撮影について聞いた。

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 ◇謎の犯罪コーディネーター役 「キリコを演じたいと純粋に思えた」

 本作は、ドラマ「ROOKIES」(2008年)や「南極大陸」(2011年)などを手がけた、いずみ吉紘さん脚本のオリジナルドラマ。あらゆる凶悪犯罪者たちの取引を仲介する犯罪コーディネーター「インビジブル」が突如、未解決事件や凶悪犯罪者の情報を提供し、犯人逮捕に協力すると、警察に申し出る。その条件は、捜査一課から左遷された高橋さん演じる刑事・志村貴文(しむら・たかふみ)を担当にすることだった……というストーリー。

 柴咲さんは、警察内部でも一部の人間しか存在を知らない「インビジブル」のキリコを演じる。本名、国籍、年齢不明の謎の犯罪コーディネーターで、志村が追う多くの未解決事件を解決する鍵を握っているようだが……という役どころだ。「企画書をいただいたときにワクワク、ドキドキして。こんなすてきで面白そうなお話の中で、キリコを演じたいと純粋に思えたのでお引き受けいたしました」と話す。

 「犯罪コーディネーターって何するんだろう?って思いました(笑い)」とも振り返りながら、「(キリコは)何かをちゃんと裏付けていたり、きちんと情報収集もしていて、計算づくの上でいろいろな行動をしているという点が爽快。人生、計算づくではなかなかいかないところを超越してできてしまう人なので、やっていて気持ちが良い」と話す。

 柴咲さんもアイデアを出しているというキリコのファッションは、どんどん変化するという。「人生を謳歌(おうか)してそうな、自由度の高い感じっていうのを結構作っているので、ビジュアルでも七変化を楽しんでもらえたらいいな」と話す。金髪については、「今までのようなロングヘアだったらどうなのかな?とか、脳内シミュレーションをして。自分自身も意外性というか、新鮮味がほしかったので、こういうチャレンジをしてみました」と明かす。

 ◇高橋一生とタッグ 「本当に心地が良い」

 映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年公開)、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)、ドラマ「今だから、新作ドラマ作ってみました」(2020年)に続くタッグとなる柴咲さんについて、高橋さんは「コウさんが来てくださったなら鬼に金棒だなという感じでした」と話し、柴咲さんに信頼を寄せている様子だった。

 そんな高橋さんについて、柴咲さんも「お芝居に関して圧倒的な信頼感があって。“間”とかも絶妙な方で、やっていて本当に心地が良くて、余計なことを考えずにお芝居に没頭させてくれる」と話す。

 また、「私はインスピレーションで生きているようなところがあるので、“直感力”でアイデアを出したりするんです。一生さんは、それをひもといたり、緻密に計算してつじつまを合わせてくれるようなアイデアを出して下さるので、すごいと思います」と続ける。

 撮影現場では、視聴者に対し、より明確な見え方にするにはどうすればいいかなどを話し合い、監督やスタッフに相談し、セリフのニュアンスなどが変わっているという。柴咲さんは、「会話をしながらみんなで意見を出し合えるというのが、一俳優ではありますが、そこを言わせてもらえているということにすごく幸せを感じています」と充実の表情を見せていた。

 最後に、柴咲さんは「刑事と犯罪者という正反対の人生を歩んでいる人たちですが、正義はそれぞれの心にあって。それを信じている以上、その人にとって真実であり、正義なので、それがぶつかったときにどうなるのか。正義ってなんだろう?といろいろ考えさせられるドラマになってくれたら良いなと思っています」と視聴者に呼びかけた。

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