名探偵コナン ハロウィンの花嫁:“高木刑事”高木渉&“佐藤刑事”湯屋敦子対談 「弱さを高木刑事には見せられる」 アフレコ秘話も

「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」の高木渉刑事役の高木渉さん(左)と佐藤美和子刑事を演じる湯屋敦子さん(C)2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
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「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」の高木渉刑事役の高木渉さん(左)と佐藤美和子刑事を演じる湯屋敦子さん(C)2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版第25作「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」(満仲勧監督)にメインキャラクターとして登場する高木渉刑事役の高木渉さんと、佐藤美和子刑事役の湯屋敦子さんが、キャラクターへの思い、アフレコ秘話を語った。湯屋さんは、佐藤刑事について「刑事としてはすごく責任感があって強い女性ですが、その半面では弱さを持っているというのが佐藤刑事の魅力だと思います。そしてその弱さを高木刑事には見せることができるんですよね」と話している。

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 湯屋さんは「(佐藤刑事の)松田刑事に向かっていた心が、だんだんと高木刑事に動いていって恋人同士になっている。だから今作でもそうですけど、二人だけのシーンでは本音で話し合うし、叱咤(しった)激励もされる。この二人だからこその関係性がとてもすてきですよね」と、高木刑事と佐藤刑事の関係性について語っている。

 高木さんも「佐藤刑事はマドンナ的存在で、一緒にいて背筋が伸びてしまうような緊張感がある半面、少しオヤジも入ってるとこが魅力的。そして、自信をなくして弱くなる時がある。そういう時は高木刑事が思いきって叱咤激励をするんです。そんな持ちつ持たれつの二人のバランスが良いなって、僕は思いますね」と話している。

 アフレコについて高木さんは「スタンスとしてはテレビアニメの時と変わらないというか、延長線上に劇場版があるという感じですね。なので、劇場版だから変えたとか特に頑張ったとかいう部分はないです。ただ、高木刑事って警察学校組のメンバーは伊達航教官しか知らないんです。松田刑事はじめ他の人たちとは会ったことがないんですよね。だから僕の中の想像で、伊達さんとのワタルブラザーズの時を思い出しながら、松田刑事ってこういう人だったら良いなぁなんて思いを込めてアフレコに臨みました」と振り返った。

 湯屋さんは「今回も死神が見えてしまうといいますか、高木刑事が危険にさらされてしまうシーンがあるんです。死神が見えたのは松田刑事の事件があった時だったから、また大事な人を亡くすかもしれないという焦りや危機感が強く出ているんじゃないのかなと思いながら演じました。愛する人がもしかしたらいなくなってしまうかもしれないという不安がいつもより大きかったように思います。芝居自体を変えるということはありませんでしたが、そういった意味でも不安が大きく、むきになってしまっているシーンが多かったですね」と話している。

 対談の全文は、公式サイトで公開されている。

 「ハロウィンの花嫁」は、渋谷を舞台に、未曽有の大事件が発生する。メインキャラクターとして降谷零と警視庁警察学校鬼塚教場での同期であり、既に過去の事件で殉職をしている警察学校組の松田陣平、萩原研二、諸伏景光、伊達航が躍動。高木渉刑事と佐藤美和子刑事の恋模様も描かれる。ゲスト声優として白石麻衣さんが出演する。

 「名探偵コナン」は、江戸川コナンが次々と起こる難事件を解決する姿を描いた青山剛昌さんのマンガで、1994年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載をスタート。テレビアニメが1996年から放送されている。コミックスの全世界累計発行部数は2億5000万部以上。

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