わたしの宝物
第5話 手に入れた幸せとバレた嘘・・・修羅場が始まる
11月14日(木)放送分
人気グループ「TOKIO」の松岡昌宏さんの主演ドラマ「家政夫のミタゾノ」(テレビ朝日系)の第5シーズンで、ヤンキー気質の新人家政婦・本仮屋素子(もとかりや・もとこ)を演じている女優の山本舞香さん。自身も「すごく体力を使う」と明かすテンションの高い役どころを熱演している。そんな山本さんに、素子役への思いや主人公の三田園薫を演じる松岡さんの印象などについて聞いた。
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同作は松岡さん演じる女装の家政夫・三田園薫(通称:ミタゾノさん)が、派遣された家庭・家族の内情をのぞき見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていく、痛快“のぞき見”ヒューマンドラマシリーズだ。
山本さんが今回演じる素子は、ヤンキー同士の抗争の場で“たまたま”出会ったミタゾノさんにほれ込み、「姐(ねえ)さん」と慕って家政婦紹介所にやってくる。ヤンキーらしく仁義を重んじる素子は、何があってもミタゾノさんに“地獄の果てまで”ついていくという熱い信念と情熱を持つ一方、一人称は「あたい」、服装も個性的なものでそろえ、言葉の端々、行動の端々にヤンキーの香りをかもし出す。
オファーを受けた当初は「この役だったら、まあ声はかけてもらえるだろうな、というイメージはありました(笑い)。めちゃめちゃ強気なんですけども、『私以外、他に誰がやるんだろう?』というのはありましたね」と熱い思いを語る。
自身と素子の共通点を問うと「ほぼ共感できます」と答える山本さん。
「思ったことをすぐ口に出しちゃうところとか、17〜18歳の自分に似ているなと感じます。普段、私は役を引きずるタイプなんです。撮影を終えて帰宅しても、その役のまんまだったりする。今回は役を引きずることもないです。『私が素子、素子が私』と言えるくらいハマっていると思います。ただ朝だけは、すぐ大声出ないしハイテンションにできないので大変です。こんなにロング缶のエナジードリンクを飲む現場は初めてです(笑い)」
今回の役を演じるにあたって、山本さんが行き着いた結論は“顔芸”だという。「素子は顔芸。そしてウワ〜ッ! とセリフを言って、皆が急にシーンとなったら『えっ!ていうことは……!』と大声で説明する。素子はそういう人。起きている出来事を説明しつつ、たまにヘンテコなことを村田光君(伊野尾慧さん)と一緒に言っている。最後、全部持って行っちゃうのがミタゾノさん。そこに至るまでの手助けをしている感じです」と言い、「今までやったことがない役です。こんなに、ふざけたことないです(笑い)。ちゃんとやっているけど、ふざけてます。視聴者の皆さんには、素子を見てただただ笑ってほしいですね。こういうご時世だからこそガハハ! と笑ってほしいです」と話した。
これまでにないほどのハイテンションキャラだからこそ、苦労もひとしおだ。
「素子に関しては、その時に思い立った感情で顔芸をしたり急に大声を出したりしていて、はたから見ると、ちょっと変わったやつみたいに見えるかもしれません(笑い)。何回もやってるとこっちが緊張してきちゃって『どういう顔すれば正解なんだろう?』となっちゃう。だから、どれだけ一度の撮影でOKテイクを出すかというのは自分との戦いです。なるべく、最初からテンションを100まで上げて、監督から『やりすぎ』と指摘されたら徐々に落として演技します。素子はすごく体力を使う役ですね」
山本さんと松岡さんの共演は、2012年に放送された金曜ナイトドラマ「13歳のハローワーク」(テレビ朝日系)以来。実に10年ぶりの再共演だという。
山本さんは松岡さんの現場のたたずまいについて「たまに兄貴(松岡さん)をぱっと見ると、可愛いなと思っちゃう瞬間があります。ミタゾノさんって、本当に可愛らしいんですよ」と乙女な部分を語る。
「見た目も仕草もかわいい。松岡さんがミタゾノさんになっている時って、キチッ!としているんですけど、カメラが回っていない時は後ろで手を組んでモジモジしてるんですよ。ずっとそう。本当に可愛い(笑い)。でも先輩の役者さんに『可愛い!』とか言ったらダメじゃないですか。でも可愛いんですよ、本当に」
「現場に行くのが怖い」こともあるという山本さん。しかし「家政夫のミタゾノ」の現場は「スタッフの皆さんと演者さんがめちゃくちゃ仲が良くて、チームワークができ上がっていました」とにっこり。「確かに、最初はシーズン5まで続いているこの作品にどう入っていこうかとプレッシャーはすごくありました。でもとても楽しい現場です。視聴者の皆さんには、温かい目で見守ってほしいです。そして、ゲストの方々の新たな一面にもぜひ注目してほしいです」
「家政夫のミタゾノ」は、毎週金曜午後11時15分に放送(一部地域のぞく)。
2024年11月15日 13:00時点
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