ちむどんどん:視聴者のイライラ頂点 「おちょやん」テルヲを超えた? ニーニーに「朝ドラでここまでヤバいやつ見たことない」

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第21回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第21回の一場面 (C)NHK

 黒島結菜さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第21回が5月9日に放送された。同回では、ヒロイン一家のトラブルメーカー、長男の賢秀(竜星涼さん)が詐欺師にだまされていたことが判明。家の借金をさらに増やしたばかりか、やけになり暴力沙汰まで起こした賢秀に対して、SNSでは「まじでひどすぎる」「毎日ニーニーにイライラさせられるけど、これはいつまで?」「朝ドラでここまでヤバいやつ見たことない」などと辛辣(しんらつ)なコメントが相次いだ。

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 「ちむどんどん」は、2014年度後期の朝ドラ「マッサン」などの脚本家・羽原大介さんのオリジナル作品。2022年に本土復帰50年を迎える沖縄が舞台で、沖縄料理に夢をかけるヒロイン・暢子(黒島さん)たち4兄妹の笑いと涙の物語。

 第21回では、賢秀が、実業家だという男・我那覇(田久保宗稔さん)から持ちかけられた儲(もう)け話がやはり詐欺だったことが明らかになった。母・優子(仲間由紀恵さん)を巻き込み、親戚からも借りた金は戻ってこず、家の借金をさらに増やしたばかりか、妹・暢子の上京資金のめども立たなくなってしまった。

 賢秀は、我那覇との待ち合わせ場所だった「サンセットバーガー」でやけ酒をあおる。賢秀が目が据わるほど飲んでいたところ、「サンセットバーガー」に同じく我那覇の儲け話を信じて、金を渡していた男性が現れる。男性から事情を聞き、やはり詐欺だったと絶望した賢秀は、店内で「母ちゃんになんて言えばいいわけ」「金を返せ」と当たり散らし、店のイスや食器なども壊してしまった。

 賢秀の責任で、「サンセットバーガー」の修理代、営業できない期間の営業補償代までも比嘉家にのしかかる。さらに、教え子のライブのために当時、店に居合わせていた暢子たちの高校の音楽教師・下地響子(片桐はいりさん)が賢秀を訴えると主張し、長女で小学校教師の良子(川口春奈さん)も仕事にも支障をきたして……と展開した。

 SNSでは「クズすぎるニーニー」などと、視聴者から賢秀を批判する声が続々と上がったほか、朝ドラ史に残るトラブルメーカー「おちょやん」(2020年度後期)のテルヲ(トータス松本さん)を引き合いに、「ニーニーが『おちょやん』テルヲに並ぶイライラキャラになってしまった」「テルヲ上回ってきた」「テルヲはひどかったけど、暴力がほぼなかったんだよな。ミニ千代に蹴られて吹っ飛ぶ弱さ。それでも朝ドラ史に刻まれるキャラにニーニーは、暴力金銭ポリス沙汰の総合力でテルヲに挑む」といった感想が書き込まれた。

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