よふかしのうた：“吸血鬼”キャストに喜多村英梨、伊藤静、大空直美、和氣あず未　「極彩色の夜がはじまる」

2022年05月11日 00:00

MANTANWEB編集部

「よふかしのうた」のキービジュアル（C）2022コトヤマ・小学館／「よふかしのうた」製作委員会

　「だがしかし」などのコトヤマさんの人気マンガが原作のテレビアニメ「よふかしのうた」に声優として喜多村英梨さん、伊藤静さん、大空直美さん、和氣あず未さんが出演することが5月11日、分かった。4人が演じるのは吸血鬼のキャラクターで、喜多村さんが平田ニコ役、伊藤さんが本田カブラ役、大空さんが小繁縷（こはこべ）ミドリ役、和氣さんが蘿蔔（すずしろ）ハツカ役として出演する。

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　主人公の夜守コウ、吸血鬼の七草ナズナ、コウの幼なじみの朝井アキラらキャラクターが集結したキービジュアルも公開された。「極彩色の夜がはじまる」というコピーが添えられている。

　喜多村さんは「ニコは頼りがいのある姉御！って感じの大人な女性です。飾り気のない彼女には自分のパーソナルな部分と通ずるモノもあり、すごくマッチしているなぁと思い、演じる上でも迷いなく芝居に集中できました！」とコメント。

　伊藤さんは、演じるカブラについて「仲間の吸血鬼たちの中では、とてもミステリアスなお姉さまだなと感じました。それぞれに際立ったキャラクターたちの中で、落ち着きつつも特になにか含みのあるような……そんな雰囲気で演じていけたらいいなと思っています」と話している。

　大空さんは「美少女？ぞろい、モテパワーマックスな吸血鬼たちの中でも、経験の浅い男性をターゲットにするミドリ。『モテ』るための話術を駆使している時の可愛らしい部分と、素の冷静な部分が垣間見えるところが魅力的だなと思っています。これからの収録で、彼女のそういった面も見られるのでしょうか？　私も楽しみです！」とコメントを寄せている。

　和氣さんは「ハツカはとても冷静で周りをよく見て分析するところがあります。スラッとしたスタイルときれいな顔立ちをしているので、男女問わずめちゃめちゃモテると思います（笑い）。あまりこびたりしない子なので、基本的には淡々とそこまでテンションが変わらずしゃべっていますが、自然とハツカに魅入られてしまうような、そんなお芝居を心がけました」と話している。

　スタッフ陣もコメントを寄せており、板村智幸監督は、「よふかしをワクワクできるように、夜を魅力的に描くことを心がけています。親に隠れてこっそり夜の街にくり出したドキドキ感が伝わるとうれしいです」とこだわりを語り、「コトヤマ先生の描くソリッドなマンガの世界観を、アニメでは鮮やかに描く決心をしました。アニメならではの画（え）と音で『よふかしのうた』を楽しんでください」とメッセージを送った。

　宮西哲也チーフディレクターは「常に意識しているのは『夜を楽しそうに描くこと』と、『その夜を過ごすキャラクターたちをフェチを織り交ぜつつも楽しませること』です。夜の美しさ、楽しさを強調することで、逆に危うさ、怖さをはらんでいる、『夜の深さ』みたいなものも描けるよう心がけています。コトヤマ先生が描くさまざまなキャラクターたちの底には、誰もが共感し得るような『恋とは何か、人とは何か、楽しいとは何か』という、いい意味で青臭い本音が巧妙に隠されているように感じているので、その本音の部分がブレて見えないよう、気をつけています」と話している。

　キャラクターデザインを担当する佐川遥さんは「今まで自分の携わってきた作品の中では異色で、お話いただいた時から描いてみたい！という気持ちが止まりませんでした。原作のデザインがすごく魅力的なのでその雰囲気をどこまでアニメに落とし込めるかを何度も思案しました。キャラそれぞれの体格と吸血鬼たちの表情付けを丁寧にしていくよう心がけたので『よふかしのうた』をよりリアルに感じていただければよいなと思っています」とこだわりを語っている。

　「よふかしのうた」は、2019年8月から「週刊少年サンデー」（小学館）で連載中。不眠が続く中学2年生の夜守コウと美しい吸血鬼・七草ナズナを巡る“よふかし”ラブストーリーで、夜に眠れない日々を送るコウは、初めて誰にも言わずに夜に出かけた日、吸血鬼のナズナに出会う。コウは、夜の楽しさを教えてくれるナズナに魅了されていく……という展開。

　アニメは、「＜物語＞シリーズ」などに参加してきた板村智幸さんが監督を務め、「東京リベンジャーズ」などのライデンフィルムが制作する。同作のタイトルの由来となったというヒップホップユニット「Creepy Nuts」の「よふかしのうた」が主題歌として流れる。7月からフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送される。