高木渉:「うる星やつら」新作テレビアニメでチェリーに 「楽しんで引っかき回していきたいな」

「うる星やつら」でチェリーこと錯乱坊を演じる高木渉さん(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会
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「うる星やつら」でチェリーこと錯乱坊を演じる高木渉さん(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会

 高橋留美子さんの人気マンガ「うる星やつら」の完全新作となるテレビアニメで、高木渉さんがチェリーこと錯乱坊を演じることが分かった。沢城みゆきさんがサクラを演じるほか、テレビアニメがフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で10月から放送されることも発表された。

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 高木さんは「神出鬼没で錯乱坊が絡むと大概事態が悪化するので、言ってみれば疫病神なんですけど(笑い)、登場しないとちょっと寂しいというか、なんか憎めないんですよね。永井一郎さんの絶妙なさじ加減と、とてもチャーミングに演じてらしたキャラクター作りはとてもまねできないのですが、物語のスパイス的な存在になれるように僕自身楽しんで引っかき回していきたいなと思っています」と意気込んでいる。

 同作について「二枚目と見せかけて案外ポンコツだったり、可愛いけど怪力だったり、美人だけど大食漢、みたいな二面性のあるキャラクターがたくさん出てきて登場人物にひかれますね。ドタバタコメディ-かと思いきやシリアスなお話も入ってきたりして、どこを切っても楽しめるエンタメの金太郎飴(あめ)って感じです(笑い)」と話している。

 「うる星やつら」は、「めぞん一刻」や「らんま1/2」「犬夜叉」などでも知られる高橋さんの代表作の一つ。高橋さんは、1978年に「勝手なやつら」でデビューし、「うる星やつら」は1978~87年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載された。女好きのダメ高校生・諸星あたると、地球に来た鬼族の娘・ラムの日常が描かれた。テレビアニメがフジテレビ系で1981年10月~1986年3月に放送された。

 新作は、同作を刊行する小学館の創業100周年を記念して、約36年ぶりにテレビアニメ化されることになった。「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」などの高橋秀弥さん、木村泰大さんが監督を務め、david productionが制作する。神谷浩史さんが諸星あたる、上坂すみれさんがラムをそれぞれ演じる。原作のエピソードを選び抜き、全4クールでテレビアニメ化する。

 ◇キャスト(敬称略)

 諸星あたる:神谷浩史▽ラム:上坂すみれ▽三宅しのぶ:内田真礼▽面堂終太郎:宮野真守▽錯乱坊:高木渉▽サクラ:沢城みゆき

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