ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
声優アーティストの鈴木杏奈さんの2枚目のシングル「Chasing the dream」が発売された。タイトル曲は、アニメやアミューズメントゲームが人気の「プリティーシリーズ」のテレビアニメ「ワッチャプリマジ!」の第3クールのオープニングテーマ(OP)で、鈴木さんは、同作で心愛れもん役の声優として出演していることも話題になっている。昨年12月に、声優アーティストとしてデビューしたばかりの18歳。「大人にならなきゃ!」と語る鈴木さんに、新曲、歌手や声優としての活動について聞いた。
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鈴木さんは、人気カラオケ番組「THEカラオケ☆バトル」(テレビ東京系)で“U-18四天王”とも呼ばれ、2021年12月に「ワッチャプリマジ!」の第1、2クールのOP「Dreaming Sound」で声優アーティストとしてデビューした。新曲「Chasing the dream」は、「Dreaming Sound」に続き、同作のOPとして放送されている。
新曲は、声優アイドルユニット「i☆Ris(アイリス)」の山北早紀さんが作詞を担当した。山北さんは「プリパラ」「キラッとプリ☆チャン」など「プリティーシリーズ」に出演経験があり、鈴木さんの“先輩”にあたる。
「『プリティーシリーズ』の先輩でもある山北さんに歌詞を書いていただけるなんて、本当にうれしいです。キャラクターの気持ちを歌っているような歌詞がすごく好きです。歌詞がすごくポップなんです。例えば『苦しい』ではなく『モヤモヤ』、『ケンカした』ではなく『バトっちゃった』、『大きい』ではなく『でっかい』と表現されていて、明るさを感じます。山北さんとは、イベントで共演させていただいたことがあって、楽屋で『すてきな歌詞を本当にありがとうございました!』とあいさつさせていただきました」
「Chasing the dream」は、ポップなだけでなく、鈴木さんらしい力強さも感じる楽曲になっている。
「格好よくて、疾走感、開放感があって、頑張る女の子たちを応援するような曲です。『プリティーシリーズ』ならではのキラキラ感、格好よさが融合しています。『大空の下で歌ってるようなイメージ』『走りながら歌っているイメージ』を意識しました。大空の下の大自然の中を想像しながら歌ってました。レコーディングの時も『ちょっと固いよ』と指摘をいただくことがあって、ジャンプしたり、ちょっと体をほぐしたりして、いい感じに声が通りました」
ミュージックビデオ(MV)も「空」「走る」をイメージした映像で、鈴木さんが青空の下、滑走路を駆け抜ける姿が印象的だ。
「MVの撮影は、緊張しました。今回は、初めての野外での撮影で、慣れないことばかりで、難しいところがありました。無意識に力が入っていたみたいで『表情が固いよ!』と言われたり。1コーラス目のAメロ、Bメロは私が一人で歌っていて、サビでマイクを拾います。その後、バンドの皆さんが加わります。マイクを持つ瞬間とかポイントになっています」
撮影はハードだったというが、そんなことを感じさせない映像になっている。
「朝がすごく早かったし、寒かったんです。半袖で凍えていましたが、撮影の時は、アドレナリン全開で何とかしました(笑い)。走るシーンがあるのですが、走るのが苦手で……。思ったよりも距離も長かったんです。帰りは筋肉痛でした。走った後、オムライスを食べたのですが、今まで食べたどのオムライスよりもおいしかったです」
カップリング曲の「てのひらのありがとう」は、昨年12月に開催された鈴木さんの初の単独トーク&ライブイベント「鈴木杏奈 アーティストデビュー&バースデーイベント -はじめまして鈴木杏奈です。-」で初披露されたバラード。ファンや家族への思いを歌った。
「イベントのために作った曲で、イベントに来てくださった皆さんへの感謝の気持ち、母への思いが込められています。私をいつも支えてくださっている皆さんへの感謝の曲です。オリジナルのしっかりしたバラードを歌うのは初めてでしたし、ちゃんと思いを伝えられるように、一言一言丁寧に歌うことを意識して、しっかり言葉が伝わるようにしようとしました。皆さんにストレートな思いを伝えたかったんです。この曲を皆さんの前で歌えたことがすごくうれしかったです。皆さんの顔が見えて、気持ちを感じながら、歌っていました。今後もどんどん思いを重ねていきたい曲です」
昨年12月のデビューから約半年がたった。活動を通じて成長、変化している。
「デビューする前は、カバー曲を歌うことがほとんどでしたので、原曲のイメージがある中で歌っていました。オリジナル曲は、自分らしさを前面に出せます。曲の中でどれだけ鈴木杏奈らしさを伝えられるのか?を意識して歌うようにしています。昔、歌っていた映像を見ると、自分一人で楽しんでいる感じがするんですね。最近はファンの方と一緒に楽しむことが、昔よりもできるようになってきたのかな?と思っています。今は、ライブで声を出したりするのは難しいですが、皆さんと一緒にライブを楽しめることができれば、うれしいです」
鈴木さんの歌は、多くの人を魅了するパワーがある。“鈴木杏奈らしさ”とは……。
「自分では分からないところもありますが、ほかの人に言われて気付くことがあります。昔から『ビブラートがキレイだね』と言っていただけることが多く、今までは原曲のまねをして、ビブラートを表現してきました。今は、オリジナル曲で自分なりのビブラートを表現していて、『ビブラートが個性的だね』と言っていただけるようになりました。それに『歌を聴いて元気になりました』『パワーをもらえる』と言っていただけることがうれしいです」
パワフルな鈴木さんの元気の源は「食べること」だ。
「食べることが大好きなんです。オムライス、うどん、桃が好きです。一日三食、うどんを食べることもあって(笑い)。小さいことで幸せを感じるタイプでして、電車に乗っている時に好きな曲を聴くだけでも幸せになります。そんな幸せをパワーとして蓄積して、歌として表現しています」
歌、アニメからもパワーをもらっている。
「歌やアニメは生活の一部になっています。気づいたら歌ってるし、気づいたらアニメを見ているんです。歌もアニメも仕事なのですが、本当に自分が好きなことをやらせていただいています。歌やアニメがなくなったら、人生の楽しみが半分以上減ってしまいます。人生を楽しくするために絶対必要なものになっています」
昨年12月には18歳になり、3月には高校を卒業した。
「18歳になって、変わったという意識はあんまりないんです。18歳は成人なんですよね……。まだ実感がないのですが、大人にならなきゃ!と思います。家ではだらっとしていますしね。うどんを食べたり(笑い)。全然、大人じゃないです。作詞が趣味なのですが、人生経験がそんなにないから、これからいろいろ経験していく中で、歌詞の幅を広げていけるのかな?とも思っています。いろいろな経験をしたいです。演技や歌にも経験が大切なので、いろいろなことに挑戦したいです」
目標は歌手、声優として活躍する水樹奈々さんだ。
「よりたくさんの方に知っていただけるように、声優としていろいろな作品に出演してみたいです。初めて見る方にも楽しんでいただけるような歌手にもなりたいです。声優、歌手のどっちも頑張りたいです。小さい時から水樹奈々さんが好きで、水樹さんのような声優、歌手を目指して頑張ります!」
まだ18歳。歌手、声優としてさらなる進化が期待される。
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