野沢雅子:「ドラゴンボール」は「絶対に裏切りません」 悟飯活躍の劇場版最新作は「温かい」

「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」の公開初日舞台あいさつに登場した(左から)児玉徹郎監督、神谷浩史さん、野沢雅子さん、古川登志夫さん、宮野真守さん、入野自由さん
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「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」の公開初日舞台あいさつに登場した(左から)児玉徹郎監督、神谷浩史さん、野沢雅子さん、古川登志夫さん、宮野真守さん、入野自由さん

 鳥山明さんのマンガが原作の人気アニメ「ドラゴンボール」の21作目となる劇場版アニメ「ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー」の公開初日舞台あいさつが6月11日、新宿バルト9(東京都新宿区)で行われ、孫悟空、悟飯、悟天役の野沢雅子さん、ピッコロ役の古川登志夫さんら声優陣が登場した。同作はピッコロと悟飯の師弟の活躍が描かれ、野沢さんは「いつもは悟空が主で暴れまくっていたけど、今回は悟飯くんが主で動くので、とてもいい作品になっています。温かくて」と感じているといい、「『ドラゴンボール』という作品は絶対に裏切りません。見ていただいて、楽しんでいただけると思います」と思いを語った。

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 野沢さんは、劇場版で悟飯とピッコロがメインとなると聞いた時、「びっくりしました」と話し、「悟飯くんは、お父さんに常にくっついている脇役だった。でも、今回台本を読んだらちょっと違う。大好きなピッコロさんと一緒にね。ピッコロさんは師匠ですから」と悟飯への思いを語った。

 古川さんは、これまで「ドラゴンボール」シリーズで描かれてきた悟飯とピッコロの関係を振り返り、「昔、ピッコロが幼い悟飯に非常に厳しい訓練を受けさせていた。当時の収録では、八奈見乗児さんに『小さい子を相手に本気で戦っているんじゃない!』と怒られていました」と笑顔でエピソードを明かし、「その時から数十年たって、師弟関係の二人がまた描かれるなんて、夢にも思いませんでした。うれしくて自分が舞空術で空を飛んでいるような気分でした」と喜びを語った。

 コロナ禍で分散収録が行われる中、野沢さんと古川さんは一緒に収録できたという。野沢さんが「一緒だと体で即受け取って、体で返せるんです。やれてよかったね。(悟飯とピッコロは)親子みたいですよね」と古川さんに笑顔を見せた。

 舞台あいさつには、ガンマ1号役の神谷浩史さん、ガンマ2号役の宮野真守さん、Dr.ヘド役の入野自由さん、児玉徹郎監督も登場した。

 「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」は、2018年12月公開の第20作「ドラゴンボール超 ブロリー」以来となる劇場版。原作者の鳥山さんが脚本、キャラクターデザインを担当する。前作「ドラゴンボール超 ブロリー」で3Dパートを手がけた児玉さんが監督を務める。かつて、孫悟空によって壊滅した悪の組織のレッドリボン軍の意志を継いだ者たちが、新たに最強の人造人間・ガンマ1号、2号を生み出し、ピッコロ、孫悟飯らを襲う……という展開。

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