兵庫県立淡路島公園(兵庫県淡路市)のテーマパーク「ニジゲンノモリ」にある、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズをテーマとしたアトラクション「ドラゴンクエスト アイランド 大魔王ゾーマとはじまりの島」が5月、開設1周年を迎えた。淡路島の雄大な自然の中に、ドラクエの世界観が再現された城下町などが広がっており、約2時間、エリアを歩き回って冒険できる屋外型アトラクションだ。ドラクエファンである記者が、実際に体験してみた。
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「ドラゴンクエスト アイランド 大魔王ゾーマとはじまりの島」の敷地面積は、約8000平方メートルと広大だ。城下町のほかモンスターたちが潜む森やダンジョンなど、ドラクエの世界が実物大で再現されている。クリアするまで約2時間歩き回ることになるため、ヘトヘトになることは間違いない。記者はスニーカーと歩きやすい服装で臨んだ。
神々に愛された「オノコガルド」が舞台。大魔王ゾーマから世界を救うため、参加者が物語の主人公となって、アトラクション内を歩き回り、クエストを攻略し、モンスターと戦い、ラスボス討伐を目指す。ゲームと同じように、最大で4人のパーティーを組むことができるが、1人で来た記者はソロプレーになってしまった……。
受付では、冒険の進め方などが記されているガイドブック「冒険の書」と、冒険の“セーブデータ”を記録するペンダント形の「冒険者のしるし」、入場証明となるリストバンドを渡された。「冒険者のしるし」にはチップが内蔵されており、施設内に点在するタッチセンサー「スライムの紋章」に触れると、参加者の行動履歴がセーブされるという仕組みだ。
エントランスに設置されている「スライムの紋章」に、「冒険者のしるし」でタッチすると、モニターに戦士、武闘家、盗賊、魔法使いの中から職業を選択する画面が現れる。「かいしんのいちげき」を出したい記者は、迷いなく武闘家を選択。画面の中のホイミスライム「ホミロット」からレクチャーを受け、いざ冒険の旅へと出発だ。
エントランスを抜けると、眼下に城下町が広がっていた。武器屋や防具屋、民家などがずらりと並んでおり、ゲームの世界に実際に入り込むことができたようで、わくわくしてきた。街中にはいたるところにモニターが設置されており、そこにある「スライムの紋章」をタッチすると街の人からクエストが舞い込んだり、旅のヒントを聞いたりすることができる。
また宝箱やタンスなどにも「スライムの紋章」が設置されており、タッチするとアイテムを発見できる。ゲームではプレーヤーが民家のタンスをあさったりすることが、「窃盗だ」とネットなどでネタにされているが、実物大で体験すると、妙な実感があって面白かった。
クエストを達成すると、別フロアへの移動が可能になる。「北の森」へ移動すると、本物の森の中にスライムやスライムタワー、ドラキー、キラーパンサーなど、おなじみのモンスターのオブジェが設置されている。オブジェのそばにあるモニターに「冒険者のしるし」をかざすと戦闘開始だ。
記者はドラキーと戦った。モニターにはゲームと同じような戦闘画面が映し出されており、攻撃のターンになると剣を振ったり、パンチを繰り出すようなポーズをするよう指示される。大人げなく実際にポーズを決めると、それに合わせてドラキーを撃破でき、実に爽快だった。
このように城下町でのクエストと、ダンジョンなどでのモンスターとの戦いを繰り返してレベルアップし、ラスボス・ゾーマの討伐を目指す。
ドラクエのアトラクションはさまざま体験してきたが、自らの足で城下町や森、ダンジョンなどを歩き回るアトラクションは初めてだった。淡路島の豊かな自然に囲まれているため、周囲にビルなどの近代的な建造物はなく、ドラクエの世界に没入し、実際に冒険の旅をしているような感覚を味わえた。
今回はソロプレーとなってしまったが、家族や友人らとパーティーを組んで、ワイワイしながらプレーすると、何倍も楽しめるはずだ。次回はドラクエ好きの友人を誘って来てみたい。
隣接している「ルイーダの酒場」では、スライムなどを模したオリジナルフードを楽しめ、同所限定のオリジナルキャラクター「たまねぎスライム」「たまねぎキング」などのグッズも販売している。歩き回って疲れたら、ここで休憩するといいだろう。
「ドラゴンクエスト アイランド 大魔王ゾーマとはじまりの島」の入場券は大人(12歳以上)が3400~4000円、子供(5歳~小学6年生)が1400~1600円(時期によりチケット料金が変動)。サブクエスト「カンダタ盗賊団の入団試験」のセット券、特典とサブクエストを体験できるプレミアムチケットもある。
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