バンダイナムコグループのBANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)とタカラトミーが初めてコラボプロジェクトを始動することが6月16日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された日本最大の玩具見本市「東京おもちゃショー2022」で発表された。「超合金 RZ-041 ライガーゼロ」「トミカ×機動戦士ガンダム」が2023年に発売されることになり、玩具業界の2大メーカーでライバルでもある2社が手を組んだことに衝撃を受けた人も多いはずだ。両社が培ってきた技術を組み合わせることで、これまでにない玩具を展開していくという。
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コラボプロジェクトのキャッチコピーは「Dream Together-つながる想(おも)い、ともに創る夢-」。「コロナ禍など苦しい状況ではあるが、明るいニュースを届けたい」という思いから2021年に始動した。
「超合金 RZ-041 ライガーゼロ」は、タカラトミーの「ゾイド」、バンダイスピリッツの「超合金」がコラボした。「ゾイド」は、1983年に誕生した組み立て式玩具。動物や恐竜などがモチーフで、ゼンマイやモーターなどで駆動する。「超合金」は1974年に第1弾の「マジンガーZ」が発売。コラボ玩具は「超合金」のダイキャストならではの重量感が特徴で、“獣の可動”をイメージした広い可動域を誇る。
「トミカ×機動戦士ガンダム」は、人気アニメ「機動戦士ガンダム」と1970年に誕生したタカラトミーのダイキャスト製ミニカー「トミカ」がコラボ。第1弾として「機動戦士ガンダム」のホワイトベースの「トミカ」が発売される。独特のディテールを表現するために、通常の「トミカ」よりもパーツ数が多くなるという。ホワイトベース以外にもさまざまな展開を予定しているという。
「ゾイド」「超合金」「機動戦士ガンダム」「トミカ」は、30年以上にわたって愛され続けていることもあり、幅広い世代が楽しめる玩具になりそうだ。
発表会で、バンダイスピリッツの宇田川南欧代表取締役社長は「2社が協力して、新しいものを届けたい。これからもいろいろやっていきたい」と語ったものの、今後の具体的な展開については明言を避けた。バンダイスピリッツ、タカラトミーは、ほかにもさまざま玩具、作品を展開していることから、柔軟な発想で衝撃的な玩具が続々と誕生するのでは……と期待が高まる。
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