竜とそばかすの姫:中村佳穂「真琴みたいな主人公になりたかった」 細田守監督最新作 金曜ロードショーで地上波初放送

「竜とそばかすの姫」の一場面(C)2021スタジオ地図
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「竜とそばかすの姫」の一場面(C)2021スタジオ地図

 「時をかける少女」「サマーウォーズ」などで知られる細田守監督の劇場版アニメ最新作「竜とそばかすの姫」(2021年)が、日本テレビの映画枠「金曜ロードショー」で7月8日午後9時に放送されることを受けて、ヒロインのすず/ベルの声優を務めたミュージシャンの中村佳穂さんがコメントを寄せた。中村さんは「“時をかける少女”を梅田の映画館で見てからずっと『真琴みたいな主人公になりたいな』と思っていた私に伝えたいです。こんな記念すべき1日が訪れるなんて! みなさんと共有できる喜びを噛み締めて見ようと思います。Peace」とメッセージを送った。

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 「竜とそばかすの姫」が地上波で放送されるのは初めて。本編ノーカットで放送される。金曜ロードショーでは、「2週連続 細田守」と題して、7月1日に「時をかける少女」(2006年)、8日に「竜とそばかすの姫」を放送。細田監督は、金曜ロードショーのオープニングで流れる各国の女性たちがたたずむシーンを制作しており、今回の2作品の放送を受けて、同シーンに細田さんの作品のキャラクターが登場する特別バージョンとなる。

 「竜とそばかすの姫」は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らすすずが、“もう一つの現実”と呼ばれる仮想世界<U>(ユー)と出会い、成長していく姿を描く。幼い頃に母を事故で亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずはある日、<U>と出会い、ベルとして心に秘めてきた歌を歌うことで、あっという間に世界に注目される存在となっていく。そんなベル(すず)の前に、竜の姿をした謎の存在が現れる。

 中村さんが主人公・すず(ベル)、俳優の佐藤健さんが謎の存在・竜の声優を務めたことも話題になった。声優として、成田凌さん、染谷将太さん、玉城ティナさん、音楽ユニット「YOASOBI」のボーカル・ikuraさん、森川智之さん、津田健次郎さん、小山茉美さん、宮野真守さんらも出演した。累計興行収入は約66億円を記録し、興行収入が約58億5000万円を記録した「バケモノの子」(2015年)を超えて、細田監督作品の最高興行収入を更新した。

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