富野由悠季監督:80歳、次作語る 「穏やかに死なせてください」「何も考えていない」はウソ 「G-レコ」は50年残る!

「Gのレコンギスタ」の第4部「激闘に叫ぶ愛」、第5部「死線を越えて」の完成披露上映会「劇場版『Gのレコンギスタ』完成披露上映会 ~みんなで見ようIVVのG~」の様子(C)創通・サンライズ
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「Gのレコンギスタ」の第4部「激闘に叫ぶ愛」、第5部「死線を越えて」の完成披露上映会「劇場版『Gのレコンギスタ』完成披露上映会 ~みんなで見ようIVVのG~」の様子(C)創通・サンライズ

 テレビアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ(G-レコ)」の劇場版「Gのレコンギスタ」(富野由悠季総監督)の第4部「激闘に叫ぶ愛」、第5部「死線を越えて」の完成披露上映会「劇場版『Gのレコンギスタ』完成披露上映会 ~みんなで見ようIVVのG~」が7月17日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、“ガンダムの生みの親”の富野監督が登場した。富野監督は次作として「ヒミコヤマト」という作品を構想していることを明かしており、次作の話題になると「80歳のおじいちゃんに何を要求するんだ。穏やかに死なせてください。何も考えていない!」と話しつつ「というのはウソです」と笑顔を見せた。

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 「G-レコ」は、2014年にテレビアニメの放送がスタートしてから約8年がたち、劇場版が第5部で完結を迎えることになった。富野監督は「2日前にスタッフ試写をした時、(劇場版のイメージソングを手がけた)ドリカムの中村正人さんに『これで始まりですね』と言われた。アニメの仕事をやっていると、0号試写を見て、終わりだと思っていた。ライブ感覚を持っている方は、そう感じるんだ……と思いました。(この日の上映会に参加した)皆さんを見て、これからが本番だと知らされました。えらく緊張している。じいちゃん、頑張ってやっている! 『G-レコ』は50年残る!」と語った。

 劇場版は、テレビアニメ全26話に新たなカットを追加した。劇場版の変更点について「新作っぽく作るのは、プロとして観客に対して何をするか?を考えているからです。テレビでは見られなかったキャラクター性を見られる。演出家としてその部分は意識しました。褒められていると思って、うぬぼれています」と話した。

 イベントには、ベルリ・ゼナム役の石井マークさん、アイーダ・スルガン役の嶋村侑さん、ノレド・ナグ役の寿美菜子さん、マスク役の佐藤拓也さん、クリム・ニック役の逢坂良太さん、マニィ・アンバサダ/ノベル役の高垣彩陽さんも登壇した。

 「G-レコ」は、「機動戦士ガンダム」誕生35周年記念作品の一つとしてテレビアニメ版が2014年10月~2015年3月に放送。地球のエネルギー源を宇宙からもたらすキャピタル・タワーを守るキャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムの冒険を描いた。劇場版の第4部が7月22日、完結編となる第5部が8月5日に公開される。

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