海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
黒島結菜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第88回が8月10日に放送され、第76回(7月25日放送)の初登場時から一貫して息子の和彦(宮沢氷魚さん)と恋人の暢子(黒島さん)の結婚に反対していた重子(鈴木保奈美さん)が、ついに結婚を認めた。視聴者から反響の声が上がった。
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同回は、暢子が、重子を再び「アッラ・フォンターナ」に招待。オーナー房子(原田美枝子さん)のアドバイスで作った料理でもてなして……という展開だった。
暢子が重子に出したのは、魚肉ソーセージの「ソップレッサータ」や、えびの頭が入った「秋のミネストローネ」、鯨肉の「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」、そしておからを使ったスシなど、終戦後の闇市で出されていた料理をイメージした、重子にとって思い出の品々。決して「おいしくはない」が、亡き父・史彦(戸次重幸さん)と幼き日の和彦との、貧しくも幸せな「家族の時間」の味だった。
重子は懐かしい味に涙ぐみながら、「おいしくなかったのよ、今考えるとね。でもあの頃、それがおいしかったの。不思議ねぇ、生活が豊かになるにつれて、言い争うようになった。戦争中の世の中、戦後の物のない暮らしも、わたくしは大っ嫌い! 子供には絶対に味わわせたくない! でも、ひょっとしたら、あの頃がわたくしの人生で、一番幸せだったのかも」と語った。
暢子は、重子に今回の料理の趣旨について、「重子さんにも大切な思い出、宝物があって、うちとは全然違うものだと思います。でも、きっと、どちらも大切な宝物のはずです」と語る。そして、その考えを教えてくれたのは幼少期の「和彦くんのお父さん(史彦)だった」とも。暢子は「重子さんの大切な思い出の味を作れたら、と思いました」と訴えた。
すると、重子は突然、「披露宴はイタリア料理でお願いしますね。あと、沖縄料理も食べさせてもらいたいわ」と言い出す。「え?」と驚く暢子。重子は「来年の春でしたよねぇ? 楽しみにしています」とほほ笑んだ。
暢子が「お義母さん……!」というと、重子は手をかざして「しーちゃん! と呼んでくださる? わたくし孫ができても、おばあちゃんとは呼ばれたくないの」と制した。うれしさから涙ぐむ暢子に、「しーちゃん、ダメ?」とおちゃめな一面も見せた。
SNSでは「デレたーー!!」「遂に!!」「急にwしーちゃんw」「しーちゃん落ちた」「しーちゃん! かわいいじゃねぇかぁぁぁぁ!!」「しーちゃんやっぱりめちゃいい人」「2人共認めてもらえて良かった」などの声が次々と上がっていた。
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