アイドル:NHK特集ドラマ 古川琴音が伝説の劇場の絶対的エースに 戦時下の“センター”アイドルの青春描く

NHKの特集ドラマ「アイドル」場面カット (C)NHK
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NHKの特集ドラマ「アイドル」場面カット (C)NHK

 女優の古川琴音さんが主演を務めるNHKの特集ドラマアイドル」(総合)が、8月11日午後7時半から放送される。「戦時下のエンターテインメント」がテーマで、伝説の劇場「ムーランルージュ新宿座」の絶対的エースとなった明日待子(古川さん)という一人のアイドルの青春を描いたドラマとなっている。

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 2020年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」の脚本を手がけた八津弘幸さんのオリジナル。物語には劇場での歌とダンスをぜいたくに盛り込んだ。山崎育三郎さん、愛希れいかさん、正門良規さん、田村芽実さん、椎名桔平さんが出演し、アイドルグループ「つばきファクトリー」「BEYOOOOONDS」のメンバーが歌やダンスでショーを彩るほか、4人組グループ「純烈」も登場する。

 昭和11(1936)年、岩手から上京した小野寺とし子(古川さん)はスターになるため、新宿の劇場「ムーラン・ルージュ」のオーディションを受ける。その場で支配人兼プロデューサーの佐々木千里(椎名さん)や劇場の看板女優・高輪芳子(愛希さん)の目に留まり、座員として劇場で働き始める。とし子は下積み生活を続け、寝る間を惜しみ、1日の大半を稽古(けいこ)や本番のステージに費やしていた。 そんな中、ある事がきっかけで、とし子はステージのセンターに立ち、歌い踊ることになる。

 半年後、とし子は名前を“明日待子”に変え、同僚の小柳ナナ子(田村さん)らとともに、若手グループを結成し、圧倒的人気を誇っていた。大勢のファンが詰めかけ、劇場は連日満員御礼となった。待子は不動のセンターとなり、ファン一人一人の恋人“アイドール”となった。

 その一方、日本は戦争へ突き進み、その影響はムーラン・ルージュにも及ぶ。劇場のシンボルだった赤い風車が取り外され、看板俳優の山口正太郎(山崎さん)も出征し、やがて待子も戦地のファンの 期待に応えようと、戦争に協力していく……。

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