名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
歌手で声優の鈴木杏奈さんの3枚目のシングル「Magic×Color」が発売された。タイトル曲は、鈴木さんが心愛れもん役で声優として出演するテレビアニメ「ワッチャプリマジ!」(テレビ東京系)の第4クールのオープニングテーマ(OP)。鈴木さんの伸びやかな歌声が印象的な壮大な楽曲になった。カップリング「愛情表現法」では激しいロックナンバーに初挑戦。新境地となった3枚目のシングルについて聞いた。
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鈴木さんは、2003年12月5日生まれの18歳。人気カラオケ番組「THEカラオケ☆バトル」(テレビ東京系)で“U-18四天王”とも呼ばれ、2021年12月に「ワッチャプリマジ!」の第1、2クールのOP「Dreaming Sound」で声優アーティストとしてデビューした。
3枚目のシングルのタイトル曲「Magic×Color」はこれまでのシングル、「ワッチャプリマジ!」のOPとは少し違うところがあるようで……。
「壮大だ!と思いました。アニメがクライマックスに向かい、それに合わせてバトルっぽい感じがちょっとあって、格好いい曲です。夢に向かって頑張る女の子たちの気持ちを背負って、希望に満ちあふれた歌にしなきゃ!と思い、笑顔で歌いました。『元気も大切だけど、大空の下で歌っているような気持ち』というお話もあったのですが、壮大さがポイントになると感じていました」
鈴木さんの伸びやかで力強い歌声も印象的だ。
「ロングトーンがすごく多いんです。『伸びやかな声がいいよ』と言っていただけることもあり、私らしさを存分に出せる曲になる!と感じました。ビブラートの付け方を変えたり、ロングトーンを頑張りました。気持ちよく歌っています」
「絆」「最強ハーモニー」などの歌詞は、「ワッチャプリマジ!」のストーリーとリンクしている。
「アニメではキャラクターが最初は一人でパフォーマンスをしていましたが、デュオを組んだり、5人のステージがあったりと『プリマジ!』らしさを感じました。隣に仲間がいると思って歌っていました。キャストの皆さんと普段から仲良しで、友情があります。キャストもみんなも仲間だよ!という思いを込めました」
「隣にいる君が迷う時は私がその手を引く番だね」という歌詞も印象的だ。
「自分が手を引かれている側だと思って歌っていました。アニメでは、まつりちゃん(主人公・陽比野まつり)が、先輩や友人から刺激を受けながら、自分がみんなを引っ張っていくぞ!となっていきます。私自身は、未来の自分に引っ張ってもらうようなイメージで歌ったんです。歌い続けていく中で、私も引っ張るぞ!という気持ちになっていくのかな?と考えています。私自身、『プリマジ!』を見て元気をもらい、れもんちゃんに引っ張ってもらっています」
カップリングの「愛情表現法」では鈴木さんが激しいロックナンバーに初挑戦した。
「元々ロックが好きでしたし、『杏奈ちゃんが好きな感じの曲だからね」と言われていたので、どんな感じなんだろうってすごくワクワクしていました。想像を超えたロックだったんです。ここまで激しい曲なんだ!と驚きました。みんなをびっくりさせるくらいロックを歌っちゃおう!と気合が入りました。元々は予定になかった叫び声などを何パターンも収録しましたし、歌う中でどんどん派手な曲になっていきました。Bメロでせりふっぽい歌詞もありますし、この曲の主人公の女の子になりきることを心がけて、声を変えました。ずっとがなっていたので、喉は大丈夫かな?と心配だったのですが、アドレナリンが出ていたようで、全然大丈夫でした。好きなように歌わせていただきました」
声優としての経験があったからこそ、これまでにない表現に挑戦できた。
「以前は、声を変えて歌ったことはなかったのですが、キャラクターソングを経験させていただき、表現の幅、歌い方の幅が広がりました。今回はキャラクターソングというわけではないのですが、いつもの鈴木杏奈ではなく、まだ皆さんに見たことがない新しい鈴木杏奈をお届けしたかったんです。今、私が出せる全力のロックの格好よさを詰め込みました」
「ワッチャプリマジ!」でれもんを演じる中で感じていることがある。鈴木さんが演じるれもんは、極度の人見知りで緊張しがちな中学2年生。人見知りではあるが、徐々に仲間と打ち解け、成長する。
「れもんちゃんはどんどん成長していますが、さらに一段階成長しているんです。最初にヘブンズ化したのもれもんちゃんで、パートナーのきゃろんとの絆が深まったり、仲間たちと一緒に頑張ったりする中で、学んだものがあったと思います。最近は年上のキャラクターにもガツガツいくようになりましたしね。どこまで成長し続けるのかな?と気になるところです。常に変わり続け、レベルアップしていることを意識しながら演じています」
れもんと自身の成長がリンクするところもある。
「私も最初は緊張していましたが、キャラクターが仲良くなっているように、私もキャストの皆さんと仲良くなれたと思っています。れもんちゃんが強気なことを言う時は、私もぐっと手に力を入れて自信を持って演じるようにしています。れもんちゃんと同じ表情を意識して、なりきって演じています。れもんちゃんが成長しているので、私も負けないくらい成長しないといけないですね」
「Magic×Color」で「私のマジックカラー贈るよ」と歌う鈴木さん。今後、どんな“色”を見せてくれるのだろうか?
「自分は何色だろう……。白くありたいと思っています。私は小学生の時、演歌を歌っていて、今はアニソンも歌いますが、ゴリゴリのロックも好きですし、ボカロも好きです。いろいろなジャンルの曲が好きですし、『Magic×Color』は空のような青、『愛情表現法』は格好よさの中に強さがある赤と黒……というように曲によって色が変わり、いろいろな鈴木杏奈を楽しんでいただきたいです」
「声優として演技もさせていただき、演技で学んだものを歌の表現にもっと生かしていきたいです。どんな感情もストレートに伝えられるようになりたいです。『愛情表現法』よりもさらにロックな曲も歌ってみたいです。今回も今の全力をぶつけたのですが、どうなっちゃうんだろう?と限界を突破していきたい! もっと挑戦していきたいです」と意気込む鈴木さん。さらなる成長、挑戦にも期待したい。
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