映画 ゆるキャン△:「水曜どうでしょう」藤やん&うれしーがコメント 興収10億円突破の大ヒット

「映画『ゆるキャン△』」にコメントを寄せた「水曜どうでしょう」の嬉野雅道ディレクター(左)と藤村忠寿ディレクター(C)あfろ・芳文社/野外活動委員会
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「映画『ゆるキャン△』」にコメントを寄せた「水曜どうでしょう」の嬉野雅道ディレクター(左)と藤村忠寿ディレクター(C)あfろ・芳文社/野外活動委員会

 あfろさんのマンガが原作のアニメ「ゆるキャン△」の劇場版アニメ「映画『ゆるキャン△』」(京極義昭監督)の興行収入が10億円を突破したことが分かった。大ヒットを受けて、北海道テレビの人気バラエティー番組「水曜どうでしょう」の“藤やん”こと藤村忠寿ディレクターと、“うれしー”こと嬉野雅道ディレクターがコメントを寄せた。「ゆるキャン△」と「水曜どうでしょう」はイベントなどでコラボしており、2人がテレビアニメ第2期に声優として出演したことも話題になった。藤村ディレクターは「『ゆるキャン△』は人間がつながることの楽しさと、孤独であることの楽しさの両方がバランスよく描かれてるとこがいいんだよね」と魅力を語っている。

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 嬉野ディレクターは「物語には人間の暗い闇が立ち現れるから盛り上がるという一面があると思うんだけど、『ゆるキャン△』に登場する人物たちの人間関係に、そういう人間の闇由来の意味のない煩わしさを持ち込んでくる登場人物は出てこない。それを思うと『ゆるキャン△』はドラマとして盛り上がる気がないのかもしれない。でも、そここそが見ていて心地よいところ。『ゆるキャン△』の静謐(せいひつ)なほどに静かで安定した人間関係に癒やされるのは、『ゆるキャン△』が、今という時代ならではの物語だから。勝手にそう思いながら僕は見ています」と話している。

 「ゆるキャン△」は、女子高生たちがキャンプをしたり、日常生活を送ったりする様子を緩やかに描いている。テレビアニメ第1期が2018年1~3月、第2期が2021年1~3月に放送された。ショートアニメ「へやキャン△」が放送されたほか、福原遥さん主演の実写ドラマも人気を集めている。

 劇場版は、東京のアウトドア店で働く各務原なでしこ、名古屋の小さな出版社に就職した志摩リン、山梨の観光推進機構に勤める大垣千明、山梨の小学校教師となった犬山あおい、横浜のトリミングサロンで働く斉藤恵那が再集結し、キャンプ場を造る……というストーリー。

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