SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第1話 再出発!集う麦わらの一味!
11月3日(日)放送分
「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中の金城宗幸さん原作、ノ村優介さん作画のサッカーマンガが原作のテレビアニメ「ブルーロック」が、テレビ朝日系の深夜アニメ枠「NUMAnimation(ヌマニメーション)枠」で10月8日深夜1時半から放送される。日本をサッカーW杯優勝に導く“絶対的エースストライカー”を誕生させるための国を挙げたプロジェクト“ブルーロック(青い監獄)”がスタートし、集められた300人の高校生が戦いを繰り広げることになる。ストライカー300人が生き残りをかけたバトルロイヤルを描くという斬新な設定、個性的なキャラクターが人気を集めている。主人公・潔世一(いさぎ・よいち)役の浦和希さんが主演を務めるのは初めて。自由奔放な蜂楽廻(ばちら・めぐる)役の海渡翼(かいと・たすく)さんは、テレビアニメのメインキャラクターの声優は初めてで、正々堂々が信念の國神錬介役の小野友樹さんら豪華声優陣も出演する。新人の浦さん、海渡さん、サッカー経験のある小野さんに「ブルーロック」の魅力や収録に懸ける思いを聞いた。同作は“エゴ”が一つのテーマにもなっているが……。
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浦さん 衝撃が走りました。これまで読んできたサッカーマンガとは、違った切り口なんですよね。普段はなかなか言えないことをたくさん言っている作品です。自分は、結構ことなかれ主義なところもあるのですが、役者としてもっと前に出ていいんだ、自分を出していいんだ……と後押ししてもらえるようなところもありました。新人なので、先輩の邪魔にならないようにしようと思ってしまうところもあるのですが、ちょっと遊び心を持ってみるなどの挑戦も必要です。そんなことを考えている時に「ブルーロック」に出会ったので、運命的なものもすごく感じました。自分の声優人生において欠かせない作品になっていきそうです。
海渡さん 最初に、いい意味でエグいと思いました。本当に人の心、心の芯に迫るような表現があるんです。僕は普段、一歩引いてしまうところがあるのですが、でもどこかで自分を出さないといけないとも思っています。この作品に出会ってから、少しずつですが、貪欲に前に出る姿勢に変わってきたんです。本当にこの作品に出会えてよかったです。
小野さん 原作の金城宗幸先生のこれまでの作品を読んでいたので、どんなサッカーマンガになるんだ!?と思っていました。サッカー版のデスゲームなんですね。サッカーとデスゲームという掛け算によって、どんな化学変化が起きるのか!? 金城先生に見初められたノ村先生の画力と合わさってどんな作品になるのか? すごく楽しみでした。アニメ化の前にPVに参加させていただき、絶対にアニメになっても楽しいぞ!と思っていたので、國神という役で参加させていただけることになり、うれしかったです。
-ーサッカー経験者の小野さんから見た作品の魅力は?
小野さん サッカーを知らなくても楽しめるよさがあります。“ブルーロック”という舞台装置を通してデスゲームを楽しめるんですよね。魅力的なキャラクターたちのぶつかり合いを楽しんでほしいですね。
浦さん 部活などではやったことがないです。
小野さん ないんですか?
浦さん そこでマウント取るんですか!?
海渡さん ちょっとバチバチしないでもらえませんか(笑い)。
浦さん 学校の授業でやったり、友達と河川敷で集まって草サッカーをやっていました。サッカーは大好きです。気持ちだけはサッカー少年です。翼君はサッカー少年だったんだよね?
海渡さん 中高とサッカーをやっていたので、「ブルーロック」に携われることが、すごくうれしいです。中学の時はレギュラーでしたが、高校に上がると「ブルーロック」のようなポジション争いがありました。自分がアピールして、どれだけ自分ができるかをアピールしないといけませんでした。
海渡さん 僕はサイドハーフ、ウイングでした。あんまり体力がなかったのですが、初速が結構速いこともあって、ウイングをやっていました。
小野さん 奇遇だね! 同じタイプじゃないか! 僕は右サイドハーフで、初速が速かったんです。50メートル走が5秒台でした。新人の頃にサンプルボイスの冒頭のキャッチコピーで「電光石火の右サイド、小野友樹です!」と言っていました。当時のジャージーにも金色の刺しゅうで「電光石火」と入れていましたね。
浦さん じゃあ僕も右サイドハーフを練習しようかな!
海渡さん 何で同じポジションなの! いろいろなポジションがあるでしょ!!
-ー自身が演じるキャラクターの印象は?
浦さん 潔は未熟で、自覚せずに成長していくところがあります。高校生の時の自分はどんなふうに考えていたんだろう? 潔はどう考えるのか?と頭の中で、潔と自分が会話するようにしています。自分と似ている部分も多少あります。多分、僕も人に譲ってしまうタイプだし、自分でガツガツいかない部分は似ています。根幹の部分が似ていたので、そういう意味でやりやすかったのかな?と思っています。
海渡さん 蜂楽は無邪気、天真らんまんです。僕と真逆なのかもしれません。演じる時は、無邪気な子供の気持ちに戻り、テンションを高くすることを意識していましたが、自分とは逆なので、逆のことをすればいいのか?とも考えました。蜂楽は本能的に生きているところがあって、彼を理解しようとしても難しいところがあります。本能で生きてる人を理屈に当てはめることが難しいんです。最初は理屈に当てはめて蜂楽という役を突き詰めようとして、つまずいてしまいました。だから、僕がその時その時で彼に合わせていきながら、自分とは真逆のことをすればきっと彼を最大限表現できるだろうな、と考えています。
小野さん 原作のPVに出演させていただいた時、4人のキャラを演じたのですが、その時は國神を演じていないんです。ただ、原作を読んで、PVを見て、國神が自分に一番近いと思っていました。自分もケガでサッカーを諦めてるので、そういう意味では、千切(豹馬)に近いところもあるかもしれないのですが、これと決めたら、そこに向かって進むところなどマインド的な部分は國神に近いのかもしれません。ただ、体形が違うので、國神を演じるに恥じない体にしたかった……。
-ー随分、体を絞ったようにも見えますが、ダイエットしたのですか?
小野さん 20キロ痩せました。食べることが好きですし、好きに食べていたら、これはヤバいぞ……となってきたので。自分のため!という思いで、痩せてから収録を迎えました。
小野さん 僕は食べるのが大好きなのですが、そんな僕に一番向いていたダイエットが、断食、ファスティングだったんです。今までいろいろ試して失敗してきたんですけど、食べる日はめっちゃ食べて、食べないと決めた日は食べないようにしました。コペルニクス的転回でした。
海渡さん 180度変わったというのは思い当たらないですが、今から変わっていくのかな?と思っています。「ブルーロック」という作品を通して、声優になりたての僕が、いろいろなところでいろいろな方と出会い、思考が180度変わっていくんじゃないかな?と楽しみにしています。
浦さん 僕は地元が大阪で、上京して一人暮らしをしています。一人で生活する中で、母への思いが変わりました。実家にいた時は、母が家事や料理をやってくれていて、母は僕を含む男兄弟4人を育てながら、仕事に行く前に朝食を作ってくれていて、本当にすごい……と、一人暮らしを始めて気が付いたんです。母はスーパーマンみたいです。母のことを思うと、頑張りたいという気持ちが強くなります。親に感謝しています。
浦さん 僕は大体のことを許せちゃうんですよね。ただ、声優として仕事をする中でプライドもあって、オーディションでダメだった時、泣くほど悔しいんです。「ブルーロック」のアフレコが始まってから、さらにそれが顕著になりました。ある意味、潔とリンクしてきたのかもしれません。負けることの悔しさ、重みを感じるようになりました。実力不足で負けてしまうこともあるし、自分にすごく腹が立ちます。もっとうまくならなければいけないし、負けたくない!という気持ちになるんです。「ブルーロック」の現場では、後輩は翼君だけで、先輩ばかりですけど、先輩に甘えてばかりでは、作品がよくならないと思っていて、まだまだ全然足りてないけど、先輩にも勝つ!くらいのエゴを出して、頑張ろうとしています。
海渡さん 僕もどちらかというと人に譲ってしまうタイプです。ただ、お仕事をさせていただく中で、諦めない、絶対に譲れないという思いもあります。負けたから、諦めるんじゃなくて、次に生かすステップとして自分の中で消化していきたいと思っています。気持ちをプラスに変えていくこと、諦めずに突き進むことで、夢はかなうかもしれません。突き詰めることを諦めてはいけないですし、諦めない精神は、誰にも負けたくないです。
小野さん そんな熱い話の中で、申し訳ないんだけど、僕が譲れないのは、食欲なんです(笑い)。甘い物がすごく好きなイメージがあるかもしれないですが、チョコレートでもビターが苦手、白玉がすごく好きだけど、ある一定の固さからが苦手だったり、お肉もミディアム、ミディアムレアの間がよかったり……と譲れないところが実は細かくあります。
-ー浦さんは初主演となりました。主演への思いは?
浦さん もちろん主人公以外のキャラクターもすごく大切ですが、主演は特別ですし、場をまとめる、話の主軸として演じるのは主人公じゃないとできないことです。初めての経験ですが、主演経験のある先輩方ばかりなので、先輩に相談をしつつ、座長らしく引っ張っていけるような存在でありたいと思っています。頑張ります。
海渡さん 浦さんは本当に頼りがいがあります。コロナ禍で分散収録になっていますが、浦さんは自分の収録の時以外もスタジオに残っていろいろな方の演技を見て、研究されています。
浦さん 監督さんたちのいる部屋の隅っこにいさせていただき、先輩たちの演技を勉強させていただいています。すごくありがたいです。
小野さん 座長にもいろいろなタイプがいるけど、和希はみんながいつしか自然と担いでいくような感じの座長だと思っています。自分が一番頑張らなきゃいけない!という思いがあって、それに合わせて、みんなが駆け出していくんです。序盤に潔が走り出して、みんなが動くシーンがありますが、あれに近いのかもしれません。和希のパワーに後押しされています。それが全体に伝わった時、この作品の爆発力につながっていくはずです。
浦さん ありがとうございます! 泣きそうです……。
浦さん 僕と翼君は新人で、先輩としゃべる時、何を話そうか?と考えてしまうんですよね。でも、皆さんがオープンな雰囲気でいてくださるので、飛び込んでいけます。それに、翼君が頼もしいんです。
海渡さん 頼もしくないですよ! 逆です!
浦さん 名アシストをしてくれるんです。僕がうまく伝えられない時も簡潔にまとめてくれますし。
海渡さん 僕は初めてのことばかりで、浦さんが挑戦しながら、和気あいあいとしてくれるので、緊張感がほぐれています。ガレージの扉を開くように、自然に僕の心の扉を開いていただいているんです。
小野さん ガレージなんだ! 重い扉だな(笑い)。
小野さん 食に注目してください(笑い)。そういう冗談が言えるくらいいろいろな魅力のある作品です。一話ごとに手に汗握る展開があります。想像を裏切るような発想、展開もあります。僕らは声で戦っていきます! 皆さん、楽しみにしていてください。
海渡さん たくさんの方が熱意を持って携わっていて、本当にすごい仕上がりになっています。僕らも一話一話、魂込めて演じさせていただいています。熱量が込められているので、ぜひぜひ放送を楽しみにしてください。
浦さん ある意味、とてもエールをもらえる作品です。自分が一番じゃなくてもいい……と思っている人も多いと思います。でも逆に、一番を取っていいんだ!と思える作品になっています。原作が素晴らしいからこそ、僕たちの声、スタッフの皆さんの力で、作品に込められたエールをより大きくして、皆さんにお届けできるように、誠心誠意頑張っています。一時も目を離すことなく楽しんでいただけるとうれしいです。よろしくお願いします!
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