ザ・トラベルナース:“静”中井貴一の正体判明 視聴者驚き「確かにめちゃくちゃ気品あるもん」(ネタバレあり)

連続ドラマ「ザ・トラベルナース」第5話の一場面=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「ザ・トラベルナース」第5話の一場面=テレビ朝日提供

 岡田将生さん主演の連続ドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第5話が11月17日に放送され、謎のスーパーナース・九鬼静(中井貴一さん)の正体が明らかになった。視聴者から「えーー! 静さんそういうことなのか!」「確かにめちゃくちゃ気品あるもんなあw」といった声が相次いだ。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 ドラマは、人気シリーズ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(同局系)などで知られる中園ミホさんのオリジナル脚本。謎の「フローレンス財団」の要請でアメリカから帰国したトラベルナースの那須田歩(岡田さん)と静が、ナースを見下す医師がはびこる「天乃総合メディカルセンター」を舞台に、医療現場を改革していく。

 第5話では、歩にフローレンス財団の花岡(宮川一朗太さん)から電話が入る。「いかがですか、調子は?」という花岡に、歩は「いいわけないでしょう。いつまでこんな所にいなきゃいけないんですか」と、病院の待遇の悪さなど怒りをぶちまける。

 そんな中、人気講談師・五反田宝山(松尾諭さん)が検査入院して、直腸がんと判明。本来は医師が患者にがんの告知をするが、行き違いが行き違いを呼び、歩が五反田に告知する。そこで誤解が発生。「余命半年」と受け取ってしまった五反田は激しく動揺して行方不明になる。

 静は歩の失態を、いつになく厳しい口調でとがめる。そして「あなたは医者になりたかったけれど、家が貧しくて医大に行けなかった。それでナースになった。違いますか?」と歩のバックボーンに触れる。「どうして……」と驚く歩を尻目に、静は「頑張ってアメリカでNP(ナース・プラクティショナー)の資格まで取ったというのに、いまだにナースは医者より劣る仕事だと思っている。そのひがみと負け犬根性が、あなたのナースたる致命的な欠陥です」とバッサリ。激怒する歩に、静は「今ならまだ間に合います。人を見て人を治すナースになってください」と諭した。

 五反田は無事見つかり、さらに静の機転もあって手術は成功、無事退院していく。そんな静の姿を間近で見ていた歩は、静からの「人を見て人を治すナースになってください」というエールともとれる言葉がフラッシュバックする。そこで歩のスマホが鳴り、フローレンス財団の花岡から「やはり今の病院は無理ですか?」と電話がかかってくる。歩は決意の表情で「いえ、大丈夫です。もうちょっと頑張ってみます」と返す。

 シーンが変わると、「フローレンス財団」という表札のかかった豪邸が映し出される。居間で歩への電話を終えた花岡が振り返ると、そこにいたのは静だった。花岡が「理事長。那須田歩くんはもうしばらく頑張るそうです」と言うと、静は淡々と「そう……。乾杯しよう」とワインをグラスに注ぐ。そして「フローレンス財団とトラベルナースの未来に」と言って乾杯した。

 SNSでは「理事長だったんかーい」「静さんの『かのフローレンス・ナイチンゲールは……』ってセリフを考えたら、財団名は納得」「歩くんを雇ってるの静さんってことだよね」といった声が次々と上がっていた。

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