名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズなどで知られる庵野秀明監督が責任編集を務めた同人誌「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」が復刻されることが明らかになった。12月30~31日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)101」の「アニメスタイル」ブースで先行販売され、2023年1月にAmazon、オンラインストア「アニメスタイル ONLINE SHOP」ほかで一般販売される。
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「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」は、庵野さんが企画、発行人、責任編集を務め、1993年に刊行された富野由悠季監督の劇場版アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(1988年)の同人誌。インタビューと寄稿を通じて同作を検証、総括することを目的として制作された。
インタビューは、富野監督をはじめ、山賀博之さん、井上伸一郎さん、内田健二さん、北爪宏幸さん、出渕裕さん、鈴木敏夫さん、永島収さん、押井守さん、幾原邦彦さん、ゆうきまさみさんという豪華クリエーターが顔をそろえ、さまざまな角度から「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」が語られている。
寄稿者は、あさりよしとおさん、大月俊倫さん、會川昇さん、早見裕司さん、此路あゆみさん、鶴田謙二さん、サムシング吉松さん、藤田幸久さん、ことぶきつかささん、むっちりむうにいさん、ふくやまけいこさん、美樹本晴彦さん。
同書の復刻を受け、庵野監督は「ほぼ29年前の巻頭言で示唆しているように、当時の自分はアニメーションの制作現場とアニメ製作業界に失望していた。上京以来40年、その状況にはかない抵抗を試みてはどうにもならずに失望するという流れを幾度も繰り返していると思う。1993年当時も、今でもそうだ。その都度、悲劇的な感傷を演じている自分が嫌だったし、このまま何もしないのも嫌だった。だから何かしよう、とアニメの現状と自身の失望感へのレジスタンスとしてその時に試みたのが、『エヴァンゲリオン』というテレビアニメの企画開発と他アニメ作品の分析と検証だった」と制作の経緯をつづっている。
「失望から希望を見出す動因として始めた本誌の編集作業が結果的に、『エヴァ』という企画をまとめる要因となっている。『シン・ゴジラ』を創れたおかげで『シン・エヴァ』が形になったように、『逆シャア本』を作ったおかげでテレビ版『エヴァ』を進めることができたと思う」と思いを語っている。
復刻版は、オリジナルの同人誌を忠実に再現するかたちで復刻作業が進められたが、デザイン、テキストに関しては、修正されている部分もある。イラストの一部、人物の写真は、オリジナルの同人誌のスキャンが使用される。価格は3000円(税抜き)。
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2024年12月22日 23:00時点
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